数万年前の男体山の噴火により形成された景勝地

4.0
旅行時期：2021/08（約4年前）

by ぬいぬいさん（男性）

日光クチコミ：11件

日光といえば世界遺産の東照宮や輪王寺、二荒山神社などの神社仏閣のイメージが強いですが、もうひとつの日光史跡探勝路という知る人ぞ知る日光のマイナーな史跡をめぐり道があります。
その代表的な一つが憾満の道。
東照宮からも歩ける田母沢御用邸のさらに南側の大谷川の川沿いに数万年前の男体山の噴火により流れ出たよう溶岩により形成された巨岩と急流が織りなすダイナミックな景観とエメラルドグリーンの透き通った水のコラボの見れる景勝地で、こちらには化け地蔵と呼ばれる100体近くのお地蔵さんが並んでいます。
慈眼大師天海の100人の弟子が「過去万霊自己菩提」のためにこれらの親地蔵と石地蔵を刻んだそうです。
明治35年の台風による洪水で流されてしまったものを回収して復元しているそうですが頭がなかったり頭だけだったりお地蔵尊がずらりと並んで姿は不気味で何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
東照宮の参拝の後時間に余裕があればぜひ散策をお勧めします。