風光明媚なのに無料！　森や湖が無いので虫が少なくて、北海道なのにクマの心配はあまり要らないキャンプ場

4.0
旅行時期：2021/08（約4年前）

厚岸・霧多布クチコミ：37件

霧多布岬近くの標高が40ｍほどある海岸の高台上の平地にあり、風光明媚な海岸の風景が見渡せるロケーションにして、何とフリーサイトは無料！　小さくて古めですがバンガローでも1泊1棟￥1760円という何ともリーズナブルなキャンプ場です。

安い理由は、道東にあって大都市から離れている上（札幌近郊のキャンプ場はどこも高い！）、バンガローには電源が無いなど、必ずしも設備が整っているキャンプ場ではないことかもしれません。ただし、トイレ、ゴミ箱などはあり、日中は受付小屋に管理人さんもいました。

フリーサイトは予約不要（2021年8月現在）。敷地は海側に向かうほど少し斜度を生じますが、ほぼ平ら。キャンプ場のある岬の台地が、橋または細い地峡でしか陸地とつながっていない上、更に、浜中の集落と、見通しのよい広大な霧多布湿原で隔てられているため、クマの心配はあまり要らず、また、辺りは木がほとんど無い台地上の平原で、湿原とは離れているため、虫も少ないキャンプ場です。なお、キツネはいるので、食べ物を放置しないように注意が必要です。

お風呂は、同じ台地上の3ｋｍ弱離れたところに整った日帰り温泉施設があるので、時間内にそこを利用するとよいでしょう。簡単な軽食もそこでいただくことができます。

コンビニはキャンプ場を訪れる前にその前を通ると思いますが、台地を下ったところの浜中の集落にセイコーマート（6時-23時）と個人商店（松村商店7時30分-19時）があります。

注意点は、公共交通機関の路線バスが無いので、車やバイクなどでしか訪れることができず、道東地方のため夏場でも最高気温が10度台前半ということも多く、訪れた日は8月中旬だというのに最低気温が一桁まで下がるなど、事前の気温の確認とあわよくば防寒対策が必要となる場合があることです。気温の低下は夏に道東-東北地方太平洋岸で吹く”やませ”や台風通過後、北からの寒気を引き寄せる吹き返しの風でもよく起こるので、予想天気図にも気を払っておいた方がよいでしょう。