スペイン風邪の資料も展示
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- 旅行時期:2020/10(約5年前)
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by piglet2017さん(非公開)
今出川・北大路・北野 クチコミ:29件
アメリカの財界人ハリス氏の寄付により建てられた、同志社理工学部の前身、ハリス理化学校の建物内にあるギャラリーは、部外者が無料で見学できる唯一の施設でした。かつては、八角形の天文台まであったそうですが、1891年の大地震が原因で撤去され、螺旋階段だけが残されていました。
創立者の新島夫妻の遺品を中心に、同志社の歴史を紹介する展示内容でした。校歌の歌詞を書いたのが、関西で多くの洋館を建築した建築家のヴォーリズ氏だったり、シンボルマークの徽章のデザインは、古代アッシリアの楔形文字を図案化したものだったり、意外な事実もわかります。
時節柄、興味深かったのは、やはりスペイン風邪関連の資料です。予防対策として、外出する時はガーゼマスクをすること、感染者とその家族には接触しないこと、人の集まる場所に行かないこと、なるべく電車に乗らないこと、旅行や集会の禁止、湯や番茶、塩水でのうがい、予防接種を受けることなどが記載されていました。それでも6割の教職員、学生が感染したようでした。
- 施設の満足度
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4.0
クチコミ投稿日:2021/04/09
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