円筒形の時計塔が特徴のレトロな税関
- 3.5
- 旅行時期:2020/12(約5年前)
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by piglet2017さん(非公開)
神戸 クチコミ:126件
東遊園地のこうべ花時計からすぐのところにあるレトロ建築です。交差点に面して曲線を描いている正面玄関には、銀行建築のような4本の列柱が並び、その上に3つの時計を配した円筒形の時計塔がありました。時計塔の上で風にはためく税関旗も、使い古されてレトロな状態となっていました。
旅行後に読んだ谷崎潤一郎の『細雪』では、芦屋の家の隣人だったシュトルツ家の人々がドイツに帰ることになり、見送りのために帝国の大玄関番たる税関の前を通って埠頭へ向かっていました。当時は神戸港を象徴する近代建築として威容を誇っていたようです。神戸港で別れた蒔岡家の少女悦子とシュトルツ家の少女ローゼマリー、戦火をかいくぐって無事大人になり、戦後に再会できていればいいのですが…。
- 施設の満足度
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3.5
クチコミ投稿日:2021/02/05
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