平安末期の大歌人、西行法師が庵を結んだとされる場所
- 3.5
- 旅行時期:2020/11(約5年前)
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by SUR SHANGHAIさん(女性)
野田・普代・田野畑 クチコミ:29件
西行屋敷跡というのは、平安末期の大歌人である西行法師が1186年に≪陸奥の野田の玉川≫を訪れた際、周辺の海岸の風景が気に入って一時期滞在するための庵を結んだとされる場所。
三陸鉄道の野田玉川駅から徒歩5,6分ほどなので、マリンローズパーク野田玉川への行き帰りにでもお時間があれば行ってみては?
駅から海岸に下りて行くと小さな野田漁港があり、西行屋敷跡はそのそばの高台の上にひっそりと残っています。
屋敷跡と言っても家や庵らしきものは無く、今見られるのは礎石だったような石や庚申塔などの石碑、後代になって立てられた≪みちのくの野田の玉川≫にちなんだ歌碑や看板のほか、古びた小さい玉川神社だけですが、寂れた風情がありました。
眼下の野田漁港が無かった頃には、崖に砕ける波の音や松林を渡る風の声にもさらに濃い情緒があったのでは。
●注: 野田の玉川と言う地名は全国各地にあるため、ここが西行が訪れて一時期滞在した場所と言う証拠は無いんだそうですが、これも歴史の一つのミステリーとして興味深いと思います。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2020/12/12
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