普代村を東日本大震災の津波から守った巨大な水門
- 4.0
- 旅行時期:2020/10(約5年前)
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by SUR SHANGHAIさん(女性)
野田・普代・田野畑 クチコミ:29件
普代村(ふだい・むら)は岩手県沿岸の村の一つ。
人口は2,500人ほどと少ないんですが、村を貫いて太平洋に注ぐ普代川の河口近くに造られた普代水門は、村の規模と比べると豪壮と言ってもいいほどの巨大さ。
1972年着工、1984年に竣工したその水門の高さは15.5m、幅は205mもあり、見る者を圧倒します。
これは、明治三陸地震や昭和三陸地震の津波被害の教訓から、当時の普代村村長が15m以上の水門を造るべしとして建設が決定したのだそう。
そのお陰で、東日本大震災時に普代村を襲った津波の到達高は23.6mあったそうですが、村への被害は最小限に食い止められたそうです。
三陸鉄道の普代駅から徒歩だと、普代川沿いに20分ほどでその水門の威容が見えてきます。
近づくにつれて、その要塞のような外観が怖いほど。
水門の柱の一つには、上記の津波の到達高が書いてあって、とてもその高さが信じられません。
水門手前には、この普代水門が造られた経緯の説明パネルや、防災の碑、顕彰碑もあるので、併せて見て行くといいと思います。
水門の向こうには砂浜になった普代浜もあります。
お天気が良くてお時間がある方はそちらへも寄ってみましょう。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.5
- 三陸鉄道の普代駅から徒歩だと約20分かかります。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 私が訪れた時には、お天気が悪かったせいか、他の見学者はいませんでした。
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2020/11/15
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