山頂まで舗装道路があるが、一般の人は車では行けない

4.0
旅行時期：2020/09（約5年前）

支笏湖クチコミ：21件

紋別の名が付いていますが、オホーツク海側の紋別にある訳ではなく、支笏湖畔にそびえる標高866メートルの小さな山です。
山頂に鉄塔があって麓から目印になりますが、登山道中では木々で隠れてしまって、たまに見える程度です。
山頂まで舗装道路が通じている山なので、車でも簡単に行けるのではないかと思ってしまいますが、NTTの専用道路として、麓の入口にゲートがあって、一般の人は車では山頂に行くことができません。
代わりにゲートの少し手前に10台程度が停められる駐車場があるので、支笏湖畔の有料駐車場に車を停める必要はありません。
ただ、湖岸の道路から登山道へ入る道は、幅の狭い傾斜のある小道で、入口の湖岸道路脇に登山口の看板が立っているものの、木々に隠れて分かりにくいです。

やや路面が荒れている箇所もありますが、舗装道路ということで、登山靴やスポーツシューズでなくとも、歩きやすいカジュアルシューズで行くことができました。
更に、他の方々は登山スタイルでしたが、麓にある観光地、支笏湖園地の延長のような恰好だったため、少し違和感のある目で見られましたが、やや汗ばんだものの全くカジュアルスタイルで登れる山です。
支笏湖の標高が、既に247メートルあるというのもありますが、標高866メートルを意外なほど簡単に登れてしまいました。

山頂からは目の前に大きく横たわる支笏湖と、風不死岳や恵庭岳の山並に囲まれる様子、麓の支笏湖温泉街のほか、太平洋と苫小牧市街地が遠くに見えます。
そして何と、視界が良いと日本海や札幌の街が見えます。
札幌が意外と近いんだなという印象を持ちました。
また、周囲は樹海できっと紅葉の頃は素晴らしいのではないかと思います。
山頂には鉄塔施設が立っていますが、トイレや飲料の自販機、雨を避ける場所などは無いので、注意が必要です。