未来に向かって生きることを!
- 5.0
- 旅行時期:2020/09(約5年前)
-
-
by S.Y.さん(女性)
松本 クチコミ:16件
闘病を続けながら、絵画の才能を発揮し、三十年の人生を全うした芸術家の須藤康花さん。十五歳の時に母親が他界。『死は不可避である』という人間存在の究極の不安と生きづらさかを抱えながら、人生そのものを描くかのように数々の絵を遺します。彼女の亡きあと、父親正親さんは、康花美術館設立を決意。先に逝ってしまった愛娘の遺作、日記と向き合い、康花さんの遺志を社会に繋ぐ使命を得ます。
一見、普通の家に見えるような美術館の建物と温かさ。そのなかに溶け込む康花さんの真摯な絵画の数々。遺志を受け継いだ館長の揺るぎない使命感。
先が見えない不安と闘うげんざいのような日々に、未来へ向かって生きることをもう一度考え直させてくれる美術館です。家族の死によって、この世での関係性が途絶えても、与えられる使命によって新たな一歩が無限の絆になることに勇気を与えられます。(A.Y.生)
- 施設の満足度
-
5.0
クチコミ投稿日:2020/09/28
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する