効能では硫黄泉すら凌ぐカルルスバード泉
- 5.0
- 旅行時期:2020/08(約4年前)
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by 織田グレイシー道さん(男性)
登別 クチコミ:2件
登別と言えば何と言っても硫黄泉の登別温泉が不動の鉄板なのだが、上流のカルルス温泉も至高の存在である。
一月前の山登りで右足の踵の痛みが続き、道内で筋肉痛や捻挫に効くカルルスで療養しに行ったのだ。
商店や酒場など一切ないためか俗化されておらず、プロレタリアートな鉄鋼労働者系室蘭人御用達の温泉であるのは言うまでもない。
オロフレ荘もまた昭和時代からの質実剛健な佇まいを堅持しており、時代に媚びない姿勢に感動すら覚える。
近くにオロフレ峠やオロフレ山もあることだし、いっそ「オロフレ温泉」に改名しても差し支えないような気もするが、チェコスロバキアのカルルスバードに忖度した名称を今更改名する訳にも行かないのだろう。
ここの温泉は殊の外ミネラルが豊富で何気に温度と粘度(比重)が高いため、高温湯に3分も浸かってると百メートル全力疾走後のようにバテバテになってしまう。
塩基性のナトリウムやカルシウムイオンだけでなく硫酸イオンも潤沢であるが、ものの見事に中和されPH7.5という弱アルカリ泉である。
裏を返せばそれだけ温泉の効能が強く、筋肉痛や捻挫・腱鞘炎を癒すのに絶大な効果を発揮してのける。
もちろん下界の登別温泉・夢元さぎり湯もお気に入りであるが、整形外科系の疾患を患った時には迷わずカルルス温泉に療養しに入湯する事にしている。
筋骨に蓄積された歪取りに対しても有効で、言うなれば焼鈍作用があることも付け加えたい。
一見すると単純泉のようでれっきとした火山帯の温泉で、こと効能に於いては登別温泉すら凌ぐ「真の温泉」であると断言したい。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 自前の足がないと行きにくい
- 泉質:
- 5.0
- 一見単純泉だがミネラル豊富で捻挫や筋肉痛に効く
- 雰囲気:
- 4.5
- 俗化されておらず素朴な渓流風情
クチコミ投稿日:2020/08/24
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