佐久浅科の丘にひっそりと建つ「世界かんがい施設遺産」建設者の顕彰記念館
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- 旅行時期:2020/07(約5年前)
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by ワンダラーさん(男性)
佐久 クチコミ:29件
近年、産業遺産などが見なおされ、社会教育的意味合いの啓発が行われているが、ここは半世紀前に記念館がつくられ、近年「世界かんがい施設遺産」というジャンルに登録された記念館。他に来館者がいないので、説明をしてくださった。
古から、全国各地で、新田開発や生活用水の上水道水路がつくられているが、2014年から日本各地の灌漑用水がユネスコの世界かんがい施設遺産に登録され始めたという。
熊本県の通潤橋で有名な通潤用水や、青森県の新渡戸稲造一族の稲生川などから始まり、有名な安積疏水なども登録され、ここ五郎兵衛用水は2018年に登録されたという。
水は、人の生活に不可欠な資源であり、農業生産性を高め、文化をはぐくむ源でもある。
五郎兵衛記念館は、火山灰地で水が少なく放牧地としてしか利用されていなかった浅科の牧野を、江戸時代初期に私財を投じて用水開削、新田開発をした市川五郎兵衛真親翁を顕彰する記念館である。
半世紀前の昭和48年に開館というが、五郎兵衛用水の知名度が低いことと、新田を見渡す丘の上で交通不便なことで、無料なのに来館者は少ないようだ。もっと多くの人々が訪れるべき施設であろう。
惜しむらくは、近代化されたとはいえ、近くの窪地を通る水路敷の盛土などを見学しやすいと良い。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 2.5
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2020/07/23
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