ハイキングを通り越して絶景のアドベンチャーコース!
- 4.5
- 旅行時期:2020/07(約5年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
礼文島 クチコミ:28件
まず、このコースで注意しなくてはならないのは、途中、アナマ付近で標高差50mほどから為る険しい崖の登山道があることです。
スニーカーで行きましたが、登山靴で行くことをお勧めします。
次に全コース踏破を目指すなら、北側の澄海岬側から回るのが楽です。
アナマでの急傾斜を下りで通過できるからです。
また、香深井側の入口(礼文林道分岐)にも注意看板が立っていますが、北から進んでも、ただでさえアナマ付近の海岸で道迷いしやすいのに、南から進むと一度行ったことのある経験者でもない限り、崖へと上がっていくポイントを見落としやすく、道迷いしやすいことです。
コースのハイライトはまさに道が険しいアナマ付近!
澄海岬や桃岩展望台、桃台猫台展望台も絶景ですが、ここは景色の素晴らしさに加え、壮大な迫力を味わえる場所です。
澄海岬を礼文島の秘境と謳うキャッチフレーズがありましたが、こここそ秘境だと思いました。
大岩が転がる断崖絶壁下、ほとんど道幅が無い…と言うか、道の体を成していない荒波打ち寄せる岩場を進んだり、可憐な高山植物咲く崖の登山道を行ったりと、アドベンチャー気分を味わえます。
8時間コースと名が付いていますが、4時間ちょうどで踏破できました。
コース変更もあるのか、訪れた時は島北部の浜中から、島中部の香深井までが8時間コースとされていました。
久種湖畔キャンプ場から、緑ヶ丘キャンプ場への移動ルートとして、テントはじめキャンプ道具一式を背負っての移動でしたが、途中、歩きスマホをしたり、景色や花の写真を撮ったり、そして更に崖や傾斜地での安全に気を配る心の余裕を持っての4時間でした。
おかげで香深井からうすゆきの湯まで歩いていく時間の余裕も生まれました。
若い健常者であれば時間短縮も可能だと思うので、プランニングの際にあまり8時間にこだわる必要はないと思いました。
コースは澄海岬からしばらくはゆるい草原の丘の風景です。
その後、ところどころ小沢を横切る森の中の道となり、礼文岳の陰となって携帯の電波も届かなくなりました。
やがて、海岸に近づいていき、アナマの崖へと至ります。
アナマの崖はコース中のクライマックスで前述の迫力のある光景。
崖を降りてからも、親知らず子知らずを行くような、崖下の波打ち際を歩きます。
コースを示す案内看板がほとんど立っていないので、本当にこのルートでよいのか不安になりますが、地形的にここしか進める場所が無いので、仕方なく進みます。
やがて宇遠内の集落が見えてくると、ほっとした気分になりました。
しかし、宇遠内からも長い登り道が続き、やっとのことでピークに至ります。
ピークは香深井側よりも宇遠内側に近い方にあるので、下りの方が長いのは助かります。
ピークを越えると、林中の快適な下り道となって礼文林道との合流に至ります。
コース中の絶景、宇遠内からアナマの絶壁や海岸線の風景を味わいたい場合は、香深井側から行って、アナマで引き返すのもよく、また、一方で宇遠内の集落で、数千円で元地までの船送迎をやっている張り紙がなされていたので、それを利用すれば手軽に絶景を味わえるかもしれません。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 1.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2020/07/10
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