噴火湾を最奥部から眺める景色、金鉱山跡、ギンリョウソウとシラネアオイの山(6月中旬)
- 4.0
- 旅行時期:2020/06(約6年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
瀬棚・島牧 クチコミ:46件
標高981m。
一説には日光東照宮の金にも使われたという歴史的な金鉱山の山で、登山道の七合目(標高750m前後)の看板の真横に金採掘の穴の跡があります。
函館の大千軒岳の鉱山でも江戸時代にキリシタンが処刑されたそうですから、江戸の早い時期から、このような場所にまで和人の手が入っていたのですね。
山の特徴としては、6月中旬の状況では、花は、1合目から3合目手前辺りまでギンリョウソウ(幽霊茸)、山頂直下でシラネアオイを1~2株、ハクサンチドリを数輪見かけました。
マイヅルソウもよく生えていて、サンカヨウやエンレイソウは種の時期になっていました。
前述のとおり登山道中、7合目の看板横辺りに金鉱脈の採掘穴が見られるほか、山頂からは、まさに噴火湾を最奥部から眺める景色が堪能できます。
駒ケ岳、絵鞆半島が挟む均整のとれた湾の様子が素晴らしく、その他の周囲の景色としては、羊蹄山、長万部岳、雪が残る狩場山の山塊、小平山とその合間に日本海が見えました。
日を置かず、ちょくちょく登山者が登っているようですが、訪れた日は、よく晴れた休日だったにも関わらず、下山までついに誰ともすれ違わないまま、静かな山歩きを楽しめました。
そのため、近くの小平山のように登山者が少ない山だなという印象です。
登山口は、ピリカ湖から後志利別川を道道836号線で遡り、上利別橋の先でダートの道になってから2.5km、ゲートがある道道の先の先まで行きます。
森の中に消えてしまいそうな、それもアップダウンのあるダートの細道になるので、もしかしたら登山口を見落としてしまったのかしらと不安になりますが、諦めずに進みましょう。
ちなみに、自転車では、パンクの危険性があったので、舗装道路が途切れる上利別橋の先で停め、その先は歩いて進みました。
登山道の状況ですが、8合目手前のロープが出てくる場所辺りまでは、ありがたいことによく下草刈がなされ、広い空間が確保されていたので、歩きやすかったです。
加えて、7合目辺りまでは、ずっと森林下の登山道なので、日焼けもそれほど気にしなくて済みました。
登山にかかった時間は、前日の峠越え及び今金市街から朝イチの自転車行の疲れが響き、上り約2時間、下り1時間10分ほどでした。
登山道中のポイント
・道道分岐~登山口
登山口看板の横の溝は、金鉱石の運び出し跡っぽく、上の方でも枯れ沢か、えぐれた登山道のような溝と遭遇しますが、どうも金鉱山の作業場跡のようです。
・登山口~1合目
利別川が削った段丘を登る急登。
・1合目~3合目
1合目を過ぎると、少し坂が緩やかになる。
ところどころにギンリョウソウを見かけるようになる(6月)。
3合目が近づくと、下りの局面も出てくる。
3合目で方向転換して、尾根を進む感じが少し出てくる。
・5合目、6合目辺り
尾根が少し狭まる。
・7合目辺り~山頂
7合目看板横に金鉱脈の洞穴がある。
崩落跡のような場所でロープを使う局面がある。
ロープは使わなくても何とか登れる。
山頂直下辺りの登山道脇にハクサンチドリが数輪、シラネアオイが1、2株咲いていた(6月中旬)。
・山頂
北側にやや木が茂るが、見晴らしは良い。
南に噴火湾の大パノラマ、東に羊蹄山、長万部岳、西に遊楽部岳や今金の平野、北に狩場山、小平山が見える。
日本海も山の隙間や今金の平野の先に見えるが、奥尻島は確認できなかった。
噴火湾の先は、室蘭の絵鞆半島、駒ケ岳が挟む湾口の景色。
駒ケ岳の横には横津岳が見えたが、岩木山など本州は確認できなかった。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 1.5
- 景観:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 1.0
クチコミ投稿日:2020/06/23
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