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天日槍尊(アメノヒボコ)を主祭神とする歴史ある神社。

  • 5.0
  • 旅行時期:2020/04(約4年前)
たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)

野洲・竜王 クチコミ:13件

古墳時代にやって来た新羅国の王子天日槍尊を祀る神社である。渡来人若しくは渡来神と言われる天日槍尊は、定住先を探すために技術集団を連れて諸国を漫遊しここ近江の国にやって来たと伝わっている。

その持ち込んだ技術から作られたものとして銅鐸や須恵器が挙げられており、事実付近の野洲や竜王と言った場所では琵琶湖に至るまでの僅かな土地に於いて銅鐸や須恵器の出土がたくさん確認されており、また持ち来た神宝の〝日鏡〟をこの地に収めたとされることからこの地が〝鏡〟と言われるようになったと言われている。

平安時代中期の延喜期には鏡路・鏡山と共に万葉の歌枕として150余首詠まれており、宮廷巫女の歌人・額田王や鏡王女にも所縁の地となっている。また現社殿は室町時代に再建されたものとされており、〝三間社流れ造り〟と屋根は〝こけら葺き〟なる貴重な建築様式は国の重要文化財に指定され、今日に至っている。

平安末期には鞍馬に預けられていた牛若丸が、奥州藤原氏の下への旅路に於いてこの鏡宿を利用し、出奔に気付いた平家の追手が迫る中境内の湧き水を盥に汲み、自ら烏帽子をつけて〝源九郎義経〟と名乗りを上げ、ここ鏡神社に参拝し源氏の再興と武運長久を祈願した場所でもある。

江戸期には中山道が整備され、鏡宿は間宿となるもののその歴史から敢えて利用する大名もあったことから本陣・脇本陣も整備された宿場町として賑わいを見せていたこともある。

近代になっては湖東エリアで行われた秋季陸軍大演習を大正天皇が神社内宮山に行幸されたこともあり、その遺構も残されている。

入口には鏡神社に参る際に義経が烏帽子を掛けた松の木が残っている。勿論当時からは代替わりしたものではあるが、義経伝説の伝わる付近の場所と同様〝厳か感〟の漂う雰囲気は、800年もの歴史を感じさせるものとなっている。神社敷地内には歴史ある建造物が残っている。鳥居のような最近建てられたものも勿論存在するが、南北朝時代再建の本殿はやはり圧巻であった。また境内社として八幡神社が御幸山に建立されている。大正天皇の行幸地ではあるが、源氏と言えば八幡宮・八幡神社と言っても過言ではないことから、伝承部分も史実のように思えることは不思議であった。

時間がなく境外社までは参拝できなかったが、時間をかけてゆっくりと参拝・散策したい場所であったことに違いはない。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
5.0
道の駅竜王かがみの里から徒歩5分。
人混みの少なさ:
5.0
夕方だったので誰にも会わなかった。
バリアフリー:
3.0
石段がある。
見ごたえ:
5.0
歴史ある建物から〝厳か感〟が伝わってきた。

クチコミ投稿日:2020/04/28

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