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度津神社

寺・神社・教会

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海の守り神と言われているようだ。

  • 5.0
  • 旅行時期:2020/02(約6年前)
たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)

佐渡島 クチコミ:14件

五十猛命を主祭神とする佐渡一宮度津(わたつ)神社。海に囲まれた佐渡島に於いて付近の羽茂川の氾濫によって社殿・古文書等がことごとく流失しており、創建の由緒等は一切不明となっている。

伝承の域を越えないが、古墳時代には創建されたという説もある。ご祭神である五十猛命は、木材による家屋・舟・車の築造技術を盛んにしたり、造船のほか航海術に秀でており、車の普及にあたったことなどから海上・陸上の交通安全の守護神として崇敬されていることを理由にしているようだ。

実際のところ室町期の佐渡を収めた本間氏が神社の再建立を行ったと言われている。しかし戦国時代末期に傍流の羽茂本間氏が惣領家を凌ぐ勢いに乗じ、度津神社一帯を所領に収め、上杉景勝の佐渡攻めで滅亡した後は上杉領となり、その後上杉景勝が米沢に転封になると徳川幕府の直轄領となり、幕府の庇護を受けるようになっている。現存する建物は宝永6(1709)年に本殿が、幣殿・拝殿は昭和12(1937)年に台湾産の檜を用いてご造営されたものとなっている。

この佐渡一宮は古来から定められたものではなく、江戸中期に度津神社別当神宮寺と畑野町一宮神社別当慶当寺が〝一宮争い〟を行って勝訴し、それ以降度津神社が佐渡一宮になったものであると言う。

歴史あることは間違いないにしろ一宮を争った歴史は興味深いものだと思う。また所在地は海には面しておらず、神社名の度津(わたつ)の〝ワタ〟は古来の海と言うのも少し強引であるようにも思う。鳥居は新しいもので景色からは浮いた感じも受けるが、社殿等はやはり歴史の趣を感じるものであった。

佐渡の地に於いて〝海〟は神以上のものであったに違いない…そんな思いを持たせる神社であった。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
家族旅行
アクセス:
5.0
両津から車で40分程。
人混みの少なさ:
5.0
訪れた日は誰もいなかった。
バリアフリー:
3.0
参道には階段がある。
見ごたえ:
5.0
社殿の趣は重いものを感じる。

クチコミ投稿日:2020/04/13

いいね!:5

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