旬のあてと美味しいそばの店
- 4.5
- 旅行時期:2020/02(約4年前)
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by 毛利慎太朗さん(男性)
一関 クチコミ:49件
令和2年2/25(火)予約した17:00に一人で来店。
(この店は3~4年ぶりである)
まず、この店は酒場ライター、太田和彦氏の著書で紹介されたお店で、確実に訪れたい場合は予約が無難である。
(だが、本日は週明けということもあり、私以外はカウンターに1人、テーブルに4人だけであった)
次に、店の雰囲気だが、蔵造りで、天井を見上げれば「廣喜」「栗東」の前掛け、お手洗いには一升瓶のラベルが一面に張られ、まるで『酒場ワンダーランド』に迷いこんだようである。
同じ蔵造りの源氏(仙台)とはまたひと味違ったようなよさではある。
第三に本日の美酒について。
2杯目に呑んだ、十四代 本丸(山形の高木酒造)
インターネットでは一升二万~三万はくだらない入手困難な日本酒を1合740円で頂けた。
当該酒は本醸造であるが、吟醸なみの香り高さで、麹の香りと舌にひりりと来る酸がラムネに近し。
第四に本日の佳肴(かこう・よきさけのあて)について。
カキフライ(950円 産地は陸前高田の広田湾)
生の牡蠣を噛みしめるがごとくの瑞瑞しさ、こういうカキフライを食べたのは2018年2月に向井酒の店(伊勢市)で食べて以来である。
おもわず、生ビール(小460円)を頼まずにいられまいに。
陸前高田の中心地までは車で1時間半ほど、東京で食べるより鮮度は抜群であろうに。
第五に本店のシメ、ざるそば(730円)について。
割合は前回そば8:小麦粉2に対し、現在そば7:小麦粉3になって、一見退化したように見えるが侮るなかれ。
前回来店時より、細くそばが切られており、喉ごしもよくなっていて技術はあがっている。
ざるそばなのでのりがつくが、普通のもみのりでなく、岩海苔がついており、そば同様歯応えもよく、マッチする。
蕎麦つゆも、心地よい鰹の香りがして、辛さ甘さ共にほどよし。
そのまま飲んでもむせるような感じもしない。
蕎麦湯はさらっとしてお湯に近かったが、薬臭さもなく、いい酔いざましとなった。
最後にまとめて。
そばのついでで、あて(6品)と酒(3杯)を結構頼んだので、6480円と高くついたが、たまの贅沢、一人宴会と考えればプライスレス。
本日も美酒に酔えたなあ。
- 施設の満足度
-
4.5
- 利用した際の同行者:
- その他
- 一人当たり予算:
- 7,500円未満
- 利用形態:
- ディナー
- アクセス:
- 5.0
- 一ノ関駅より650メートル
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 蕎麦屋としては贅沢だが、居酒屋としてはコスパは◎、貴重な日本酒あり。
- サービス:
- 5.0
- そばを頼んだときの店員さんの笑顔が素敵だった。
- 雰囲気:
- 5.0
- 酒場ワンダーランド、蔵造りで情緒を誘う。
- 料理・味:
- 5.0
- そばと酒肴のレベルがあがった。ニシン刺は斬新&新鮮。揚げ物は達人級。
- バリアフリー:
- 3.0
- 観光客向け度:
- 5.0
- 酒場ライター推薦の店、予約をおすすめする。
クチコミ投稿日:2020/02/25
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