まもなく新車両へ交代する国鉄特急の生き残り
- 4.0
- 旅行時期:2020/01(約6年前)
-
-
by Flocons-de-neigeさん(男性)
丸の内・大手町・八重洲 クチコミ:4件
踊り子という名前は川端康成の小説「伊豆の踊子」にちなみますが、公募でつけられたと記憶します。それだけ伊豆と切っても切れない名作として伊豆といえば踊り子のイメージが強かったのでしょう。なんども映画化されていますしね。特急踊り子は東京と伊豆の下田、修善寺を結ぶ特急列車としてそれ以前の特急あまぎ、急行伊豆を引き継ぐ形でデビューして40年近く、デビュー当時の国鉄車両185系がいまだにがんばっていますが、いよいよ3月のダイヤ改正で引退の時が近づいています。さすがに車両の古さは隠せないものの、無くなっていくと思えば、その風情を味わう最後のチャンスかもしれません。
距離を考えると特急としてはそれほど早くはないのですが、東京から下田までの伊豆急行線に乗り換え無しで行けるメリットは大きく、自動車で週末のように毎度の渋滞に巻き込まれる心配もなく、1泊旅行のリフレッシュにはぴったりです。ドアツードアの車の利便性は確かに大きいのですが、伊豆周辺の宿泊施設は駅まで送迎をしてくれるところも多く、乗ってしまえばお任せで楽ができます。自動車派の人も家から最寄りの駅までタクシーなど使うとかなりストレスがない旅が出来ますよ。残念なことに世の趨勢か踊り子でも車内販売は廃止されてしまいましたので、乗車前に飲み食い用のお買い物を済ませておきましょう。
伊豆急行の路線はトンネルも多いですが、間に見える海、山の景色は素晴らしく交換停車の多いゆっくりした速度でも飽きずに過ごせると思います。
追記
2020年3月のダイヤ改正ではまだ一部185系の車両が生き残りましたが、2021年の春をもって湘南ライナー、東海道線特急の定時運行を終了するそうです。臨時特急ではまだ使われる可能性もあるとのことですが、40年もの長い旅路もようやく終了するようですね。
- 施設の満足度
-
4.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.5
- 乗り場へのアクセス:
- 4.0
- 車窓:
- 4.5
クチコミ投稿日:2020/01/23
いいね!:3票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する