公共交通機関では不便
- 4.0
- 旅行時期:2020/01(約6年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
安中・妙義 クチコミ:2件
公称3.2haに1200株、12000本のろうばいが咲くという園地で、入場料¥300円。開花期は12月末から3月初め位と言われ、こちらを訪れた1月初旬では6割ほどの開花状況でした。なお、毎年1月上旬にろうばい祭りというちょっとしたイベントが行われ、その日は入園料が無料になります。
場所ですが、九十九川を増田川に挟まれた丘陵地の標高300mを超える台地の上にあって、付近は定期の路線バスがなくなってしまった過疎の集落です。公共交通機関で訪れるには、JR信越線の西松井田駅からタクシーで、ロウバイ期間中にたまにタクシーが停まっていることもありますが、通常は駅構内にある連絡先の掲示などを見てタクシーを呼びます。駅の近くにタクシー配車事務所があるので、すぐ来ます。ろうばいの郷まで片道\1,950円でした。
ろうばいの郷の先に、砦の湯があって、西松井田駅までの送迎サービスをやっているようなので、行きは砦の湯まで送迎を利用し、その後、ろうばいの郷まで送っていってもらって、帰りは駅まで歩くというのも手ではないかと思うのですが、正月休みなどの繁忙期は、送迎は難しいようでした。道のりは西松井田駅のある碓氷川の谷から1つ丘陵を越え(天神山トンネル)、九十九川の谷を越えて、2つ目の丘陵の上にろうばいの郷があります。そのため、どちらかと言うと、帰りの方が下りの局面が多いので、行きをタクシーにして、帰りを歩いて散策するというプランがよいと思います。西松井田駅―ろうばいの郷は、約5kmの道のりがあります。
ろうばいの郷では、休耕地を利用した少し傾斜のある高さ3-4mのロウバイ林の中を細い舗装された園路が続いていて、車いすの方でも介助者の方がとても頑張れば、園内を回れる感じです(回っている人がいました)。なお、一部開放していないエリアもあって、公称3.2haというほどには感じられませんでした。ただ、途中、香りを楽しんだり、写真を撮ったりして、ゆっくり一周すると、15分―20分。林の中にあるベンチやハウスの休憩所でお弁当などを広げながらゆっくりすると30分以上かかる感じです。お土産やお弁当などは訪れた時にはまともには販売されていなかったので、持ち込む必要があります。
青空の日に訪れると、ろうばいの香りと相まって、とても爽やかな気分になります。HPなどの広告では、雪が降った後の白銀の世界にろうばいが咲き誇るきれいな写真が掲載されていて、幻想的できれいですが、きっと寒いと思います。雪の有無に関わらず、風があると寒いので、温かくして訪れるとよいです。
車でろうばいの郷を訪れるなら、簡単だと思いますので、帰りに砦の湯に寄っていくのがおススメです。公共交通機関の場合は、途中、信越線の磯部駅で下車して、駅近くにある公衆浴場を利用したり、足湯を利用したりするとよいでしょう。ちなみに、西松井田駅からろうばいの郷に行く途中に、無料の新井ろうばい園がありますが、こちらは田んぼ2区画ほどの小さなろうばいの園地で、入口のところで見るだけで内部に入っていく園路も整備されていないため、あまり楽しめる感じになっていません。訪れるならろうばいの郷だけで十分だと思います。
駅からろうばいの郷まで歩くと、途中、ロウバイを植えている家などもあり、庭先で作業をしていた親切なご主人が枝を持って行ってもよいと言ってくれました。森に隣接している場所では、熊出没注意の看板もあり、歩くといろいろな発見があるものです。それにしても、すれ違う人もおらず、本当に過疎の地域です。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 1.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 2.0
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2020/01/23
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