白河関は、奥州三関の一つに数えられる関所で、和歌の名所として数多くの古歌に詠まれた地でもあります。
- 3.5
- 旅行時期:2019/03(約7年前)
-
-
by nichiさん(男性)
白河 クチコミ:18件
この関所は、歴史的には大化の改新後の7・8世紀には存在していたようです。
古くからあった関所の場所を、「ここだ!」と断定したのは白河藩主松平定信です。
ここにある石碑はその際に建てられたものです。
和歌は俳句でも詠まれた白河の関。
石碑に刻まれており、シニア夫婦で熟読しちゃいました。
平 兼盛
便りあらば いかで都へ 告げやらむ 今日白河の 関は越えぬと
(つてがあったなら、どうにかして都の人たちに告げたいものだ。今日あの名高い白河の関を越えたと)
白河関を越えた感動を都の人々にどうやって伝えようか? 思案していますね。
能因 法師
都をば 霞とともに 立ちしかど 秋風ぞ吹く 白河の関
(春霞が立つのとともに都を発って来たけれど、白河の関ではもう秋風が吹いている)
都と白河関の距離・時間を詠んでいます。
梶原 影季
秋風に 草木の露を はらわせて 君がこゆれば 関守もなし
源頼朝が奥州藤原氏を攻める時、側近の梶原影季が白河関社殿で詠んだ歌です。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
クチコミ投稿日:2019/05/25
いいね!:3票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する