梵天が渡る川
- 4.5
- 旅行時期:2019/02(約7年前)
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by ゆるてつさん(男性)
大曲・大仙 クチコミ:3件
神様の依り代とされる巨大な御幣「梵天」を神社へ奉納する行事は秋田県にいくつかあるが、渡渉するものは大曲の「川を渡る梵天」が唯一である。
雄物川の渡船場には各方面から法螺貝の音も高らかに雪を踏みしめて梵天十数本が集まる
梵天2組ずつが神職によるお祓いの後に梵天唄を披露して餅まき菓子まきで盛り上がる。
それから順番に渡船で川を渡り、伊豆山神社本宮へと雪道を登っていく。
当日は雪晴れの空と銀世界に梵天の色彩が映えて絵のような光景だったが降雪の日は厳しそうだ。
会場の屋台では甘酒などが無料で振舞われ、人もさほど多くなくゆったりと参加できる。
御当地では梵天を奉納して一人前の男になると言い伝えられるとおり見物していて自然に緊張感と高揚感が伝わってくるのはさすがと感じ入りご祝儀でも渡したくなってくる。
1組の梵天奉納にかける舞台裏には女性や子供まで協力していると聞くが、
最後の奉納の瞬間でその達成感は計り知れないものがあろうと想像して雪国の習俗に心動かされた。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 大曲駅から徒歩30分
- 景観:
- 4.5
- 梵天行事の場合
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 多くはない
- バリアフリー:
- 1.0
- 雪道を歩ける人のみ
クチコミ投稿日:2019/03/28
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