現在の平和な世の中は当たり前じゃなくて幸せな事なんだなと実感できる資料館です。

4.0
旅行時期：2018/12（約7年前）

by Juniper Breezeさん（女性）

知覧・南さつま・日置クチコミ：3件

鹿児島を初めて訪れた時にレンタカーを借りて鹿児島→指宿をドライブした時に立ち寄った場所です。　事前に計画して、ココに行こう!と思って訪問しましたが、行って良かったです。　戦争を経験した人が年々減っていっていますので、これからの時代はテレビで放送される特集を見たり、こういう資料館などに敢えて足を運ばないとどんどん戦争と言うものから遠ざかった行ってしまうと思います。　それだけ平和な世の中になったことは良い事なんでしょうけど。

入口を入ってすぐの所には、海から引き揚げられた零戦の飛行機が展示されています。

展示室内は写真撮影はNGでしたが、陸軍沖縄特攻作戦で亡くなられた1,036名の隊員の遺影が、出撃戦死した月日の順に掲示されていました。　家族・知人に残した遺書・手紙・辞世・絶筆などもたくさん展示してあり、心が痛くなりました…。　

まだ20歳にもなってない少年飛行兵、特別操縦見習士官などの多くが特攻隊員として駆り出されて、出撃して行き、爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をして戦死して行った事実が70年ちょっと前の日本で実際に起こっていたことを考えると、戦争の虚しさは勿論のこと、現在の平和の大切さ、ありがたさを実感することが出来ました。　