司馬遼太郎「街道を行く」の起点か
- 4.0
- 旅行時期:2019/02(約5年前)
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by 河内温泉大学名誉教授さん(男性)
御所・葛城 クチコミ:46件
竹内街道は奈良県葛城市の長尾神社から西へ向かい、二上山の南麓・竹内峠を越えて、大阪府堺市に至る約26 km日本最古の街道である。司馬遼太郎の母の実家がこの地にあったこともあって、司馬遼太郎の紀行文集『街道をゆく』の第1巻第2章で取り上げています。挿絵画家須田剋太とのコンビで、この後亡くなるまで続きます。
日本最古の官道という割りには結構幅も広く、近年手が入っていると思われますが、道端の堂宇にはその面影が残ります。現在の竹内街道でのメインスポットは、松尾芭蕉が訪れた地として綿弓塚と芭蕉の句碑でしょう。脇の古民家は俳人の憩いの場となっています。投句ポストや作品の展示、街道の面影を伝える資料などが展示されています。
街道に立ちますと、河内に向かって両側の厳しい谷、振り向くと大和盆地という風景は、ここで何かをすると云うより歴史の匂いや香りを感じる場所かも知れません。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 2.5
クチコミ投稿日:2019/02/21
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