日の出を眺める
- 4.0
- 旅行時期:2018/11(約7年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
厚岸・霧多布 クチコミ:37件
えりも岬のように岩礁が海の先に向けて連なる様子を高台から眺められる岬です。
東向きの岬なので、日の出を眺めるのにちょうどよく、朝早くから何人かの観光客が訪れている日もあります。
駐車場手前にキャンプ場もあるので、夏場などはバンガローに泊まり、朝は日の出を眺めてもよいのではないでしょうか。
ちなみに、岬の手前100、200mほどのところに駐車場があって、車で訪れることができます。
公共交通機関では、霧多布岬の高台に上がったところの霧多布温泉ゆうゆまで路線バスが来ていますが、本数が少ないことと、そこから更に2、3キロの距離を岬まで歩かねばならないことが難点です。
勿論、日の出の時間に間に合うようなバスはありません。
日の出は晩秋に訪れたところ、岬の先端方向とはズレたやや南側から昇ります。
夏場は、もうちょっと北寄りの位置となり、岬の先端方向から日が上がって良いのではないでしょうか。
ただ、釧路・根室地方の太平洋沿岸は、夏は天気が悪く、霧の発生も多くてやや肌寒い日もあるので、条件の良い日を狙うか、4、5月までや8、9月以降などに訪れるとそれほど視界に悩まされることはないと思います(6、7月は本来なら花が咲いて北海道のベストシーズンなのですが…)。
霧多布岬では展望できる場所が2か所あります。
まずは灯台もある岬の先端部でしょうが、もう一つは少し付け根の方の霧多布岬展望台で、岬先端に到着する直前の左手にあります。
岬先端が海へと連なる荒々しい岩礁が眺められるのに対し、展望台の方は目の前に大海原が広がり、横の方に岬の先端が伸びていく風景で、荒々しさよりも雄大さを感じる風景です。
限られたチャンスの日の出を眺めるなら、どうしても岬の先端で眺めたくなりますが、太陽が南寄りの位置から昇る冬場であれば、展望台の方から眺めた方が日の出の位置が岬の先端にかかって良いです。
しかし、初めて霧多布岬を訪れ、初めてそこで日の出を眺めるなら、岬の先端で眺めたくなるのも人情です。
可能なら何回か訪れて、ぜひとも感動的なご来光を眺めたいものです。
日の出を見るために、まだ天空が群青の刻の頃に訪れました。
だだっ広い台地上の荒野の中を風を切って走ると、やや肌寒く、人の気配も無いので心も冷えてきそうでしたが、前方に小さく見える灯台がまぶしいサーチライトを投げかけてくれ、まるでゴールを指し示しているかのようで不安な心を勇気づけてくれました。
岬の先端に近づき、海が見えだすと、そこには大海原に繰り出す漁船の灯火が幾つも見え、ここにいるのは自分だけではなかったことが分かります。
朱鷺色の空が広大な海をも照らし、漁火がきらめく感動的な光景でした。
ただ、訪れた日は天気がイマイチで、日の出は雲に隠れがちな寝ぼけたものとなってしまいました。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.0
クチコミ投稿日:2018/12/10
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