国宝障壁画を近くでじっくりと独り占め
- 5.0
- 旅行時期:2018/11(約5年前)
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by こはるさん(女性)
東山・祇園・北白川 クチコミ:3件
紅葉の美しい智積院ですが、宝物館と講堂、名勝庭園のエリアのみ、有料です。
すべて観覧可なチケットで、500円です。
講堂(その奥に名勝庭園があります)の手前にある、こじんまりとした建物が宝物館です。
ずいぶんと築年数の経っていそうな建物ですが、入り口は自動ドア!
まずそのことにちょっとびっくりしてしまいました。
宝物館に入ると、靴を脱いで室内に入ります。部屋は大きなスペースが1部屋のみで、その四隅の壁に障壁画が、大変な迫力で飾られています。
(館内は撮影禁止です)
国宝の長谷川等伯の「楓図」、等伯の息子の長谷川久蔵による「桜図」が一番の見どころですが、他にも等伯一門の障壁画がたっぷりと堪能できます。
部屋に入ったところにボタンがあり、それを押すと、放送で障壁画の説明を丁寧にしてくださいます。
(つい、何回もリピートして聞いてしまいました)
狩野永徳一派に対する、長谷川等伯の挑戦や、等伯の人生、早世した長谷川久蔵のこと等を少しでも知ってから行くと、感動も何倍に膨れ上がります。
今は退色もしていますが、描かれた当時の鮮やかさを想像すると、わくわくします。
人がとても少なくて、じっくりと障壁画を独り占めできました。
ガラス越しではないので、本物の存在感にただただ魅入られます。
博物館等の展覧会では、こんなに近くで、こんなに長い間、眺めることはできないかと思います。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2018/12/09
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