ビジターセンターのみなら無料
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- 旅行時期:2018/11(約7年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
標津 クチコミ:11件
標津の街の中心部から2kmほど北方、国道244号線沿いにあります。
公園の前には駐車スペースがあり、車で訪れることができるほか、本数は少ないですが、「史跡公園前」バス停もあります。
4月末から11月下旬まで、9時から17時まで開園していて、大人は¥320円。
ただし、ビジターセンター内のみの見学なら無料で、奥まで入園するならセンター内で入場料を払います。
もっとも、ビジターセンター内だけでも丁寧に解説を読んだりして回ると、ゆうに30分は過ぎてしまいますし、その奥まで見学するとなると、かなりの時間を要します。
時間が無い時や、天候が悪い時などは、もうビジターセンターだけで充分という感じで、見学無料で済みます。
開拓の村は、大した見所のようには思えず、入園料を払うのであれば、奥の標津湿原や遺跡などを回った方がよく、その場合、2時間近くの時間をみた方がよいです。
ビジターセンター内は、標津のアイヌの歴史や伝説、江戸期から現在に至るまでの開拓の歴史、標津の地形や自然などを展示、解説しています。
何年か前に札幌の北海道博物館でも展示のあった夷酋列像の解説、カリカリウス遺跡の解説、アイヌの生活に身近な植物の薬効など、興味深い展示がありました。
クナシリ・メナシの戦いに至る事情や経緯は、ロシアの影響なども加えて、広く丁寧に考察され、解説されていました。
薬効は虫歯や眼病、胃腸病、風邪、腰痛、関節炎、唇のあれ、食中毒などに対し、身近な野草を活用するもので、明日からでも実践したくなりますが、フクジュソウの根などは、素人が用いると逆に死に至るため、実践できそうなのは、山ぶどうやイチイ、サルナシの実くらいかなと思いました。
また、標津アイヌの伝説に、有力者の恋人が裸で敵兵の前を走っている間に、後方から敵を攻め、敵勢力を平定したというものがあり、アイヌでもとても人間くさい一面を感じさせてくれます。
いずれもよく解説されていて、丁寧に見ていくと、無料のビジターセンターだけでもかなりのボリュームがありました。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2018/11/26
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