京阪神地区の東海道本線(JR京都線・JR神戸線等)では2018年9月末で「昼間特割きっぷ」の発売が終了し、2018年10月1日より「ICOCAポイント」サービスがスタートした為、便利になる場合と不便になる場合があります
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- 旅行時期:2018/10(約7年前)
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by フロンティアさん(男性)
丸の内・大手町・八重洲 クチコミ:718件
東京と兵庫県の神戸を結ぶJRの鉄道路線で、自宅が沿線上の静岡県浜松市にある為、おのずと一番利用頻度が高い鉄道路線です。
そのうち今回は「ICOCAポイント」という制度についてです。
この制度、2018年10月1日からスタートし、「ICOCA」というJR西日本の交通系ICカードでICOCAの利用対象となるJR西日本の鉄道路線を利用した際、一定の条件を満たすと利用した金額の一部がICOCAポイントというポイントとして貰えるという内容です。
そのICOCAポイントですが、1ヶ月単位で貰うことができ、もらったICOCAポイントは自動券売機でICOCAの残額に含めるべくチャージすることが出来ます。
そして一定の条件ですが、主には1ヶ月の間に同じ運賃の区間を11回以上利用することで、11回目から利用した運賃の10%分がICOCAポイントとして貰うことが可能です。
そしてもう1つICOCAポイントが貰えるケースがあり、それは平日の昼間の時間帯ならびに土日祝日に京阪神地区の対象となる範囲のうち一の適用区間を1ヶ月に4回以上利用することで、その場合、4回目から利用した運賃の30%~50%分をポイントとして貰うことが出来るそうです。
ちなみに対象となる範囲は主にJR京都線と称する京都~大阪間、JR神戸線の一部である大阪~元町間、JR宝塚線の一部である大阪~宝塚間の範囲ですが、2018年10月13日現在、適用となる区間は全部で34あります。
一方、「JR西日本新快速」の口コミでも書きましたが、今回の「ICOCAポイント」の開始により、平日の昼間や土日祝日に京都~大阪間や大阪~三ノ宮・元町間等で通常より安く利用できる「昼間特割きっぷ」という回数券の発売が2018年9月末で発売を終了し、2018年12月末で使用出来なくなります。
「昼間特割きっぷ」の場合、設定区間が決まっており、例えば新大阪~大阪間や京都~西大路間等かなりの近距離区間ではこの切符がない為、従来ならば普通回数券を利用するか通常の運賃を払うかのいずれかの選択になりますが、今回の「ICOCAポイント」の場合、新大阪~大阪間や京都~西大路間等も平日の昼間の時間帯や土日祝日に1ヶ月4回以上利用すれば、4回目以降は運賃の30%分がポイントとして貰える為、その場合は大いにメリットがあると思います。
しかし例えば京都~大阪間や大阪~三ノ宮間を1ヶ月に3回しか利用しなかった場合、今までならば「昼間特割きっぷ」を使うことが出来ましたが、今回のICOCAポイントの対象にはならない為、結構不便になるかと思われます。
また本来の使い方ではないとは思いますが、「昼間特割きっぷ」の場合、他の切符と組み合わせて利用できた為、直接「昼間特割きっぷ」の設定がない大阪~姫路間や大阪~米原間等でもそれなりに安く利用することが出来ましたが、ICOCAポイントの場合、京都~大阪間や大阪~元町間を越えての利用の場合、平日の昼間の時間帯や土日祝日に1ヶ月4回以上利用すれば貰えるポイントの対象外となりますので、こちらも不便になるかと思われます。
長くなりましたが、今回の「昼間特割きっぷ」の発売終了、「ICOCAポイント」のサービス開始により新たに便利になる場合、逆に不便になる場合がありますので、利用の際はよく見極める必要があります。
最後に「ICOCAポイント」の対象となるICカードはあくまでICOCAのみで、ポイントを貯めるには事前に利用登録が必要です。参考までに普通のICOCAの他、「SMART ICOCA」、近鉄が発行する「KIPS ICOCA」等はポイントの対象となりますが、例えばSuicaやTOICA、SUGOCA等で乗車してもポイントの対象とはならないので注意が必要です。
- 施設の満足度
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4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 乗り場へのアクセス:
- 5.0
- 車窓:
- 4.0
クチコミ投稿日:2018/11/09
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