イギリス人技師のための居住地
- 3.5
- 旅行時期:2016/10(約9年前)
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by ゆっくさん(男性)
鹿児島市 クチコミ:45件
仙巌園から、歩いて数分のところにあります。
仙巌園には観光客が多かったですが、ここには、ほとんどいませんでした。
1867年にあの五代様等が、イギリスで買い付けた紡績機械と共に招聘された7人のイギリス人技師の宿舎として建てられたそうです。なるほど、部屋が7部屋あるので、個室があてがわれていたんですね。トイレは外にあったようです。
初期の洋風木造建築でコロニアル様式です。国の重要文化財で、世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成物の一つです。
彼らも1年で帰国し、その後、西南戦争時の救護施設に使われたり、鹿児島城跡地に移設され中学校の校舎として使われたりなどして、昭和11年に、再度この地に戻ってきたとのこと。
彼れらが来たのが薩英戦争の直後だったとので、市内中心部から外れた場所ですし、やはり薩摩人には彼らは異人として恐れられたのでしょうか。現在でも比較的寂しい場所ですし、当時はここらは工場しかなかった地ですので、異国で家と会社の往復だけの毎日は辛かったんじゃなかなとしみじみしてしまいました。故に、せめて様式にしたのかな。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2018/10/24
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