安曇三ダムの長兄、国内第3位の高さを誇るアーチ式コンクリートダム

4.5
旅行時期：2018/08（約7年前）

by kasakayu6149さん（男性）

松本クチコミ：6件

奈川渡ダムは1985年（昭和60年）竣工の1969年（昭和44年）竣工のアーチ式コンクリートダムです。
梓川には発電用のアーチ式コンクリートダムが3つ連なっており安曇三ダムと呼ばれています（梓川3ダムとも）
その安曇三ダムの中で一番上流部にあり且つ一番大きいダムで名実ともに安曇三ダムの長兄です。

アーチ式コンクリートダムとしても
富山県の黒部ダム　堤高　186m
広島県の温井ダム　堤高　156m　に続き日本第3位の大きさダムです

天端は国道156号線となっていて国道の「下流側」にも「ダム湖側」にも歩道は整備されていますが、道路は結構交通量があり無暗な道路横断は危険です。
なので横断者用に「ダム右岸には地下道」が「ダム左岸には歩道橋」が整備されています

下流側の歩道を歩けば見える、提体高155mから見る直下は大迫力です
アーチ式ダムは左右方向だけでなく鉛直方向にも弧を描いているので、提体直下を望む事が出来ます。

左岸か右岸からはダム下流側の全容を望めますが
前述の通り奈川渡ダムは左右方向だけで無く、鉛直方向にも弧を描いているのでアーチの張り出し直下は強風でも吹かない限り雨が当たりません

竣工からまもなく50年なのでアーチの端の方のコンクリートは黒ずんでいますが、雨が当たらない箇所は50年近くたってもコンクリートが比較的白いままです

かつては東京電力のPR館も有った様ですが、福島原発事故以来は閉鎖中です
ダムカードは乗鞍高原の施設か旧奈川村（現在は松本市）の「ながわ山彩館」で頂くことが出来ます