四天王寺のご本尊「救世観音」と「四天王」を祀る『金堂』
- 4.5
- 旅行時期:2018/04(約6年前)
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by Ake Bingaさん(女性)
ミナミ(難波・天王寺) クチコミ:90件
四天王寺 西重門を潜ると左手に『金堂』の側面が見えます。
中心伽藍は第二次世界大戦の空襲で全焼してしまったので 昭和の再建ですが、飛鳥時代創建当初の様式を復元した建物で、堂内にはご本尊の「救世観音菩薩」と「四天王」が安置されています。
ご本尊の救世観音菩薩は 平櫛田中の指導のもと昭和に鋳造された新しいものですが、中宮寺の菩薩像のような半跏で座しておられ 台座は裳懸座、法隆寺の救世観音に似た宝冠をつけ 飛鳥仏を彷彿とするお姿です。
四方に配されている四天王像も昭和の大仏師 松久朋琳・宗琳によるものですが、戟や宝剣、宝塔などを左右の手に持ち、邪鬼の背の上に静かに立つ 法隆寺金堂の四天王像のポーズに似ています。
聖徳太子が建立された当初のご本尊 四天王像のお姿を想像しつつ、このお像やお堂はこれから何百年先も存在し続けて欲しいと願いました。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2018/07/28
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