「如意輪観音」にお目にかかるためだけに行く価値がある「願徳寺」
- 5.0
- 旅行時期:2017/03(約9年前)
-
-
by Ake Bingaさん(女性)
嵐山・嵯峨野・太秦・桂 クチコミ:19件
京都の西の端 大原野にある「願徳寺」へ「如意輪観音」拝観のために訪れました。
東向日駅からバスで南春日町へ、そこから20~30分歩いて行った7年前を思い出しながら、2度目の拝観です。
こちらの観音様は平安初期につくられた榧の一木造で、国宝「菩薩半跏像」ですが、お寺では「如意輪観音」と伝えられているそうで、本来の尊名や伝来などいまだに謎の多い仏さまです。
うねるように流れ複雑でありながら絶妙なバランスのとれた衣紋の美しさと、厳かなまなざし、均整のとれた体躯を目の当たりにすると、その造形美と存在感に圧倒されるばかりです。
時折、厳しくも見えるお姿が、なぜか優しく感じられるのは左手の施無畏印の柔らかさによるものかも…と感じたり、美しい衣紋の襞をゆらゆらと眺め続けられる幸せに、時間の経つのを忘れて、ゆっくり拝観させていただきました。
人々の願いを聞き、幸せへと導いてくださる美しい観音様は、仏像に興味のない方でも、お目にかかって良かったと思える素晴らしさです。
アクセスは良いとは言えませんが、そこを訪ねていくからこその喜びがきっとあると思います。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 今回も前回も他の拝観者には会いませんでした
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2018/02/08
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する