参拝後、修験の道も楽しみました

4.5
旅行時期：2017/05（約9年前）

by DoubleO7さん（男性）

寒河江クチコミ：3件

山形県寒河江市にある慈恩寺に参拝しました。お寺の駐車場への道路は綺麗に舗装されてはいますが幅が狭くすれ違いには苦労しそうです。幸い対向車はありませんでした。聖武天皇の勅命によって印度僧婆羅門僧正が天平18年（746）に精舎を建立して開基した慈恩寺の本堂は茅葺きです。鄙びた中にも重厚さを感じます。駐車場から歩いて脇から入った為、山門が後ろに見えます。帰りは山門から出て参道を降りましたが風格を感じる山門でした。本堂に上がります。本堂参拝の後、修験の道を歩くことになっている為、お祓いを受けます。法螺貝が吹かれお祓いの祝詞が奏上されました。次にボランティアの方から御本尊の弥勒菩薩（秘仏）や天井画、毎年5月5日に催される舞楽等の分かり易い説明がありました。天井画は五木寛之の百寺巡礼にも記載がありますが天女の大胆な姿が印象的です。本堂の左脇の間に仏像が数体公開されていました。阿弥陀如来坐像、阿弥陀如来立像（葉吹きの弥陀）等、どの仏様も神々しく息をのむような美しさでした。薬師堂にも上がり薬師三尊と十二神将を間近に拝むことが出来ます。他にも三重塔、不動堂、釈迦堂、大師堂、鐘楼、阿弥陀堂があり往時を偲ばせます。ボランティアのガイドさんが案内する修験の道は境内奥の山道を約1時間強歩くコースで白山堂、閼伽井戸や修行のお堂の跡、山形盆地や蔵王や当日は雲がかかり見えませんでしたが月山を望む展望台がある山王台や八千代台、サクランボ棚、映画「男はつらいよ」の撮影現場等を周り、大変楽しめましたま。慈恩寺から少し下った所にある慈恩寺活性化センターで地元の奥様方が地元食材を使って作った昼食をとりましたが、健康的で美味しかったです。ボランティアの皆さんが慈恩寺を中心に町興しに力を注いでいる様子がよく伝わってきました。