もうすぐ無くなる二階建て車両に乗車

4.0
旅行時期：2017/12（約8年前）

丸の内・大手町・八重洲クチコミ：75件

新幹線の二階建て車両に乗車しました。
かつては、東海道、東北、長野（現北陸）新幹線でも運行されていましたが、高速が出せない二階建て車両は、長距離路線からは外され、現在は上越新幹線で残るのみとなっているそうです。

JR北海道のローカル線やブルートレインもそうでしたが、廃止が話題に上るまではガラガラで、どうして廃止が決まってから、（混雑しているのに）皆、利用するようになるのか、ある意味不思議でしたが、二階建て新幹線の場合は、普段からガラガラという訳にはいきません。

夏休みや帰省の時期ではない、平日のお昼前の時間帯に乗車しました。
直前の乗車ではありましたが、始発２駅目にして指定席２階席は満席の表示が券売機で出ていました。
ダメ元で始発２駅目から自由席に乗車すると、２階席の窓側は、両側とも全て埋まっていましたが、残りの内側の席は、ほぼ空いていました。
なお、乗っている人はほとんどがビジネスマンで、２階建て新幹線を期待してのマニアや、子供を連れた家族連れ等ではありませんでした。
小さな子供を連れた中国人の家族連れが一組いましたが、中国には２階建ての高速列車はないのかな？

３駅目で多少の乗客の入れ替えがあり、運よく窓側に座ることができました。
２階席窓側を希望の場合は、指定席を取るか、自由席なら、始発駅から乗車するか、ダイヤによっては２階建て車両が増結される高崎駅から乗車するなどの対策が必要だと思いました。

乗車すると確かに防音壁などに邪魔されず、高い位置から景色をよく眺めることができます。
２階席は、景色を鑑賞するにはよい車両です。

ただ、バリアフリーには欠け、１、２階とも、数段の階段を上ります。
乗車した通常車両では、東海道線の快速アクティーなどの２階建て車両のように、階段を上らずに済む地階席は無いようでした。