建物はやや改修されている感じ
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- 旅行時期:2017/05(約9年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
厚岸・霧多布 クチコミ:37件
国泰寺の辺りは、北海道及び日本の中でも一番遅い時期に桜が開花します。
境内にある桜の木の数は、思っていたよりも少ない印象でした。
そして、休日で花も咲いているにも関わらず、花見客(観光客)が時折訪れる程度で、境内はすいていました。
桜だけを見るのであれば、むしろ厚岸の桜の名所の一つである子野日公園の方が、本数が多いと思います。
また、子野日公園では、同時期に桜牡蠣まつりが開かれ、人もそちらの方がたくさん集まっています。
国泰寺の方は、食べ物を売るお店もなく、静かな佇まいでした。
蝦夷三官寺の一つとされ、江戸幕府が北辺防備の拠点として建てたお寺で、門扉などに葵のご紋が施されていますが、こぢんまりとしたお寺の雰囲気と相まって、紋所もややほのぼのとした感じです。
北海道、八雲に入植した尾張徳川家は「徳川さん」と呼ばれていたそうですが、まさにそんな雰囲気です。
お寺の建物は、部分的に昔の面影も残っているようですが、改修されてしまっています。
三官寺の中では、国泰寺や等じゅ院よりも、有珠の善光寺が、どこか農家風で、昔から残っている感じがして、味がありました。
道路入口付近に簡単な解説板がありますが、それよりも有料ですが、¥100円を払って、門前にある郷土館を見学した方がよいです。
ちょっと古くて簡素な展示ですが、当時の北方や諸外国からの脅威も読み取ることができます。
また、国泰寺に伝わる記録や神楽の面、昔の厚岸の写真などもありました。
ふっとお寺を訪れて、一巡した後、そのまま帰ってしまうより、お寺の印象がずっと味わい深くなります。
国泰寺の前には無料の駐車スペースがあって、車でも訪れやすいですが、便数は少ないものの、厚岸―霧多布温泉までのバス停もお寺のすぐ前にあります(厚岸駅から¥240円)。
また、列車で厚岸を訪れた場合は、平日であれば、厚岸駅の横のくしろバス営業所でレンタサイクルも借りられるので、それを利用してここまで来てもよいかもしれません。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 1.5
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2017/12/19
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