剥製だらけ

3.5
旅行時期：2017/05（約9年前）

厚岸・霧多布クチコミ：37件

国泰寺の横から丘の上に上がる一本道を2ｋｍほど行き、行き着いた先にあります。
舗装道路の行き止まりに駐車場があり、そこから愛冠岬への森の中の道を岬へと進むと、道路脇に見えてきます。
車は駐車場で降りねばなりません。
人の気配の感じられない、岬までの森の中の小道は、人によっては怖いと感じるかもしれません。
建物も木々に囲まれてありますが、営業時間内は、しっかり人が常駐しています。
無料で入れますが、入場時に訪問者アンケート（無記名）のような簡単な受付があります。
中に入ると、展示室は真っ暗。
省エネのようなので、電気をつけてから見学しました。
中は、こんな辺鄙な場所にどうしてこれだけの標本があるのかと驚くほど、標本の剥製だらけ。
定番の熊や鹿から、丹頂鶴、アザラシ、挙句にヘビやカエルなどは、試験管の中でホルマリン漬けです。
いかにも学術施設という感じですが、場所柄、その規模には驚かされます。
昔は、辺りにいっぱいいた動物達なのでしょうが、今では見かけるのも珍しい生き物たちです。
昔の豊かな自然が、ここには保存されて詰まっているという感じでした。
こんな人里離れた場所に、まるで秘密の宝物館を訪れたようで、まさに穴場です。
きっと博物館好きな人なら感動するのではないでしょうか。