変な人には面白いらしい（笑）

4.5
旅行時期：2017/03（約9年前）

by あゆ姫さん（女性）

屋久島クチコミ：18件

ここはカナリ賛否が分かれる場所と思います。南国…屋久島というより先住民族がいそうな森を進むとこれまた大丈夫か？と思うような受付がありばぁちゃんに声をかけられる。
髪の毛が金髪だったので外国の人と思ったら日本人？という話題から入られ長い世間話が始まり、受付どこなの？という話題にようなくたどり着き、ここよ。と答えられる。
こう言うやり取り私は嫌いじゃない。
先に園内案内をとのことで上に行くと案内のじぃちゃんいるから。と言われ向かう…いない…。ジャングルに迷い込みそうなので、いないよ！と戻ると、またばぁちゃんの世間話。先にフルーツ食べなさい。と試食フルーツを出される。いたって普通。特別美味しいわけでもまずいわけでもない。何だか田舎のばぁちゃんちに遊びに来ているような感覚が心地よい。試食が終わりじぃちゃんが迎えにきてくれてジャングル散策開始。一方的に説明しながら進んで行くじぃちゃん。1人だとわからない情報が多く面白いが、じぃちゃんのペースで進み質問してもじぃちゃんの興味がない質問だと軽くスルーされる。数ヶ月前に祖父を亡くしたばかりだった私は祖父の元気だった頃の姿を思い出す。祖父もこんな一方通行な感じだったな…数年間介護をしていた私はなんだか元気だった祖父と歩けてるような気がして懐かしく嬉しい。とか、何とか思いながらじぃちゃんの一方的な説明を聞きながら歩いているとじぃちゃんオススメスポットで「カメラ貸してごらん！」と突然の写真撮影が何度かある。1人旅の私は自分が映った写真がないのでまぁ貴重だな。と撮影タイムに応じる…見事に写真は下手（笑）後で確認すると全くまともに撮れてる写真はなく車の中で1人爆笑してしまったがこれも良い思い出。
そんなこんなでジャングル散策は終わり個人的には何かとツボで面白かった。じぃちゃんは次の案内に行っちゃってまたばぁちゃんとお話。
楽しかったとニコニコな私にばぁちゃんの一言。「え？本当に楽しかったの？本当に？あのじぃちゃんの話楽しかったの？」と不思議そう。祖父と歩いてるようで良い時間だったしジャングルの植物について勉強になった旨話すと、「あなたやっぱり変よ！だいたいあのじぃちゃんは一方的な説明だし質問には答えないって怒ってる人の方が多いよ！」と（笑）
怒る人の気持ちもわからんではないが、あのゆるさを受け入れると結構あのじぃちゃん楽しいんだけどな…。
最終的に「あなた本当に変！もっとばぁちゃんと話して行かない？」とばぁちゃんにナンパされ、「特に予定があるわけじゃないからいいけど…」と応じようとする暇なく「他の場所も色々見なきゃね！早く行きなさい！また来て！！」と即答され帰される（笑）
こんなじぃちゃん、ばぁちゃん私は嫌いじゃない。むしろ好き。
うん…。確かに自分が変な事はもう言われ慣れすぎて否定はしない。と言う事で長くなりましたが我こそは〝変な人〟と思う人にはオススメかもしれません。