やさしい緑に包まれつつある駅の跡

4.0
旅行時期：2017/06（約9年前）

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二度と列車が停まることのないホームとわずかな鉄路が残っています。
糠平の奥地にあり、哀愁の漂う雰囲気かと思いきや、実際に訪れてみると、駅跡はやさしい緑に包まれつつある感じで、どこかほのぼのとした雰囲気さえ感じられました。
線路は砂利ではなく、緑のじゅうたんのような小さな草が生えています。

旧士幌線のアーチ橋群は、いかにも鉄道ファンの方が喜びそうな場所ですが、旧幌加駅と、タウシュベツ川橋梁については、女性の方にも楽しめそうな雰囲気があります。
特に旧幌加駅は、タウシュベツ川橋梁とは異なり、国道からのアクセスも容易で、国道脇に幌加除雪ステーションの広い駐車場が備えられています。

旧幌加駅のある場所は、糠平湖から更に音更川を少し遡ったところです。
国道沿いに旧士幌線の史跡群を案内する看板がところどころ立っていて、旧幌加駅の看板もありました。
もっとも、引き込み線があって道幅が広がっていて、幌加除雪ステーション自体がよい目印となります。
ちなみに、ステーションにはトイレと休憩スペースがあるのみで、自販機などはありませんが、休憩はできます。

ステーションの糠平側の小道を入るとすぐに旧幌加駅跡があります。
一方、三股側の歩道を滝の沢橋まで行くと、第五音更川橋梁があるので合わせて見学するとよいです。
第五音更川橋梁は渡ることはできないので、国道の滝の沢橋の上からちょっと眺める程度でもよいでしょう。