噴火の悲惨さを伝えるお堂ですーーー
- 3.5
- 旅行時期:2017/08(約7年前)
-
by norisaさん(非公開)
嬬恋・北軽井沢 クチコミ:7件
鎌原観音堂は浅間山噴火の恐ろしさを実感するお堂です。
浅間山の大噴火は壮絶な規模だったそうで、もちろん住民は必死で逃げました。
被災死亡者477人、生存者93人ということですから生存できたのは二割にも満たなかったわけです。
ここの丘の上に観音堂があり、ここに逃げ登った人は幸いに助かりました。当時50段の石段があったのですが、現在はすっかり埋まって15段だけ残っています。
津波もそうですが噴火も逃げることが肝心のようですーー。
階段を数えてみましたが、確かに15段。
その最下段下には2体の遺骸があったそうです(南無阿弥陀仏)
後の解析では親子のようで子供を背負った母親だったようで、あと少しの所で噴石に飲まれてしまい、この階段の上に避難した人々とはまさしく明暗を分けたものでしたーー。
この浅間山の大噴火は岩木山の大噴火ともども日本の気候を変えて、天明の大飢饉の要因のひとつになったそうです。
そして、火山からの熱い泥水は熱石をまじえて吾妻川にそって流れ下り、人家をおし流し、田畑を埋め本庄・熊谷あたりまで達したそうです。
さて、このお堂の近くには鎌原観音があります。
これは惨事の200回忌に建立された聖観音像です。
駐車場は有料道路沿いにありますが無料ですし20台分はあると思います。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 2.0
- 見ごたえ:
- 2.5
クチコミ投稿日:2017/09/10
いいね!:33票