西国三十三観音 第十七番札所
- 5.0
- 旅行時期:2017/07(約7年前)
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by azuraさん(非公開)
東山・祇園・北白川 クチコミ:116件
ご本尊の十一面観音、平清盛像、地蔵菩薩に
弁財天と小さいながらに見所の多いお寺です
が、一番はやはり創建者の空也上人で
しょうか。。
空也上人は醍醐天皇の皇子だった方。
大きなお寺の高僧になる事を嫌い
小さな内から出家、修行をし独自の
「空也踊躍念仏」の世界を築かれました。
庶民には難し過ぎた、仏教をわかり易くする
為に、鉦を叩いて「南無阿弥陀」と念仏を
唱えるスタイルです。これを広める為に
諸国を行脚。ご自身はボロを纏い、清貧を
通された方で各地の庶民の困り事なども
解決したりして、とても尊敬されたそうです。
京で流行り病が広まった時、お茶を沸かし
梅干と結び昆布を加えて、仏前に供えてから
病人達に飲ませると、たちまち治癒したと。。
その噂を聞きつけて、庶民のみでなく大臣や
天皇まで来られたとか。。以来「皇服茶」と
呼ばれたこのお茶は、お正月には厄除茶と
して飲まれるようになり「大福茶」として
現在にも残る習慣となったそうです。
宝物館には、運慶の四男 康勝による
空也上人の像がみられます。口から
「南無阿弥陀」と念仏が飛びてている
マンガチックな面白い像です。
是非ご覧になって下さい。
- 施設の満足度
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5.0
クチコミ投稿日:2017/07/26
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