蝦夷の秀峰・後志羊蹄山
- 4.5
- 旅行時期:2017/07(約8年前)
-
-
by 織田グレイシー道さん(男性)
真狩・京極 クチコミ:1件
富士シリーズ第三弾は、全国数多の「~富士」の中で形がともすれば本家を凌ぐと噂の蝦夷富士こと羊蹄山(戸籍名:後方羊蹄山→しりべしやま)である。
羊蹄は標高こそ本家の半分に過ぎないが山年齢は倍で、本家のような楕円ではなく真円の等高線を呈していることからも推して後志だろう。
そして全国的にジャガイモとアスパラの一大生産拠点だけに、羊蹄山の伏流水の恩恵に預かってるのは最早言うまでもない事であろう。
以前、比羅夫と真狩からアタックかけたので、GPS緯度経度取得目的で三度目は絶品の水が大量に噴出する名水の里で名高い京極から登ってみることにした。
久しぶりの1500mの標高差で9合目まで樹林帯で展望の利かぬ地獄の直登たるや、己のメタボ体に情け容赦なく襲い掛かり、百名山の著者と同じ運命を辿って昇天するかと思われたまさにその時、いきなり展望が開けて一等三角点の頂上に辿りつくことが出来たのが僥倖だった。
いささか残念だったのは炎天下の晴天にも関わらず気圧の谷の影響下でやたら雲が多すぎたため下界が雲海三昧であったが、航空機にでも乗ってるようなダイナミックに動く雲もまたそれはそれで大いに結構ではあった。
下山してすぐに京極「ふきだし公園」で究極の伏流水で汗だらけの顔を洗い、冷たくて激旨2リットル水をイッキ飲みしたときは京・極・楽であったのは最早言うまでもない。
あとこの山の立ち位置と問答無用にドカッと鎮座した重量感溢れる山容が南部富士の岩手山を彷彿させるモノがあるとだけ言っておこう。
- 施設の満足度
-
4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2017/07/16
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する