第二次世界大戦中に学徒動員された学生の犠牲者を祀っています。
- 5.0
- 旅行時期:2017/04(約9年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
広島市 クチコミ:49件
昭和42(1967)年7月15日に建立された〝学徒動員慰霊塔〟は、先の大戦中に労働力不足を補うために労働に動員された学生、その数三百数十万とも言われている中で、戦火によっ斃れた一万余名を祀っています。その中で広島市内においては建物疎開作業を行っていた生徒約6,300人に加えて、市内の各事業所に出ていた多くの学徒が原爆の犠牲者となりました。戦後原爆や空襲などで亡くなった動員学徒の名簿作成運動がすすめられ、その遺族による募金によって動員学徒慰霊塔は建立されました。
慰霊塔下部には3つの宗教を組み合わせた〝平和の女神像〟が設置されており、宗教を問わずしての慰霊塔となっています。
元安川沿いの歩道から少し下がった場所にあるため、気づかないで通り過ぎることも多いと言われています。原爆の犠牲者はあまりにも多過ぎて、数多くの慰霊塔がいろいろな場所にあるため余計に分かり辛いこともあるかも知れません。しかし年端もいかない子供達が、お国のためと称し学業を置き、作業に取り組んでいる際に命を落とした史実を知ることは、過ちを繰り返さないためにも必要なものではないでしょうか。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 原爆ドームから徒歩5分。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 夕方だったこともあり誰もいませんでした。
- バリアフリー:
- 3.0
- 足元は地道です。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 訴えかける気持ちが伝わってきました。
クチコミ投稿日:2017/05/27
いいね!:12票
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