「はやぶさ」は往く(其の壱:函館編)
- 4.0
- 旅行時期:2017/03(約9年前)
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by 織田グレイシー道さん(男性)
函館 クチコミ:4件
青函フェリーは業者御用達だけに華やかさとは一線を画しRORO船形式であり、四隻中二隻が老朽船である。
しかるにただ一隻のみ(2017年時)素晴らしい船が共栄運輸所有2,949tフェリー「はやぶさ」である。
実はお気に入りの「はやぶさ」で函館から酸ヶ湯温泉に行くのが密かな愉しみと化してしまったのだ。
その甲斐あって「はやぶさ・3号はやぶさ限定割引」にありつき、格安で海峡を横断することができたのは僥倖だった。
プロレタリアートな鐵の町・室蘭で建造されたフェリーは小振ながらシンプルで合理的な機能美をきっちりと備えている秀逸な商船である。
とりわけドライバーズルームなどはカプセルホテル形式でプライベートが守られ寝心地がとても良く、さながら稜線で幕営したテントのようにお気に入りになってしまったのは言うまでもない。
最古参の「あさかぜ5号」(2023年引退)13便をやり過ごして耐え忍び、深夜15便の「はやぶさ」に乗船してしまったほどである。
残念なことに、利用しにくい便に割り当てられているだけに乗船するのにひと苦労する船である。
そして2023年に姉妹船「はやぶさⅡ」が就役となり、本船がネームシップとなり基本設計が受け継がれた事を確認できた。
- 施設の満足度
-
4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 北海道新幹線の半額以下で海峡横断できる
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 業者御用達なので繁忙期でもそこそこ
- 乗り場へのアクセス:
- 3.0
- バス停留所まで遠い
- 車窓:
- 5.0
- 下北半島が世界遺産の知床半島を彷彿させる
クチコミ投稿日:2017/03/23
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