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出雲大社

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神馬神牛像が私を出雲に向かわせました。

  • 5.0
  • 旅行時期:2017/01(約9年前)
たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)

出雲市 クチコミ:45件

出雲大社四の鳥居すぐ近くに銅製の神馬と神牛像が安置されています。古くから〝神々の乗り物〟とされた〝馬〟や〝牛〟が境内入口の小屋におられるということが多くの文献には書かれているようですが、実はもっとリアルな理由によって安置されているとされています。

ご神馬は長州藩第2代藩主毛利綱廣公の寄進によるものですが、この神馬像の作成を依頼された名工の妻がちょうど身籠っており、当時の妊娠=穢れという考えのご時世に、神馬の作成と妻の出産がかち合わないように日々出雲大社に出掛け、妻の出産が遅れるように願っていたそうです。結果として神馬像は完成し、子供も3ヶ月生まれるのが遅くなり、かち合うこともなくハッピーエンドに終わります。そして13ヶ月目で生まれた子供は安産であり、当時では珍しい位に元気に育ったそうです。これが神馬像が安産・子宝に恵まれるご利益があるとされる理由となっています。

またご神牛についてですが、牛と言えば学問の神様とされる丑年生まれの〝菅原道真公〟と切っても切れない縁があります。出雲大社末社には〝天満宮〟があり、そのご祭神は他ならぬ菅原道真公となっています。実は菅原道真公は出雲のご出身とする説があり、初代出雲国造天穂日命(あめのほひのみこと)、第十三代出雲国造野見宿禰の子孫だとされています。

出雲大社の末社天満宮には、ご祭神として菅原道真公の名前しか上がっていませんでしたが、全国に点在する〝天満宮〟や〝天神様〟のご祭神として必ず〝雨穂日命〟〝野見宿禰〟〝菅原道真公〟の三神が祀られています。

出雲大社は〝縁結び〟をはじめとする〝八百万〟の神様として知られており、それに加えて菅原道真公の出雲出身伝説の存在。このふたつを知った瞬間に目的地が出雲大社と松江菅原天満宮に決まりました。

伝承が事実かどうかはともかく、あまりにもまとまり過ぎている出雲菅原伝説。そのことを考えながらご神牛を撫ぜられる方も多くはないと思いますが、神話の時代から中世にかけての時代考証を考えながら歩いて行くと、また新たな発見があるのかも知れない・・・そう思いました。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
5.0
出雲大社四の鳥居から歩いてすぐ。
人混みの少なさ:
3.0
かなり多いです。
バリアフリー:
4.0
石畳みとなっています。
見ごたえ:
5.0
謂れを知っていれば面白いと思いますが。

クチコミ投稿日:2017/01/24

いいね!:10

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