静かな朝に雪見風呂

4.0
旅行時期：2016/12（約9年前）

枝幸・中川・音威子府クチコミ：60件

人里離れた鄙びた温泉宿…のはずだったのですが、冬期に訪れたところ、スキー合宿生でいっぱい。
時間帯によっては、大浴場は芋の子を洗うような状態で混み合い、とても騒がしかったです（若い学生なので）。
ただし、朝に行ったところ、誰一人入っていませんでした。
夜遅い分、朝は寝坊なのですね(^^;)
露天風呂では、湯冷ましに良い雪が降る中、ぬくぬくと静かな時間を堪能することができました。

日帰り温泉は、朝10時から夜9時まで。
宿泊者は朝6時から夜11時まで入ることができます。
自然、宿泊者は朝10時前に行くとすいている中、入れます。
朝7時から朝食の時間なので、そこもチャンスでしょうか。

施設は音威子府村の住民保養センターということですが、宿泊もできます。
きれいに改修されており、古く汚れているとか、鄙びているという感じではありませんでした。
泉質は無色無臭の炭酸水素・塩化物泉で、入ると少し肌がプリッとする感じになりました。
なお、源泉温度が低く、沸かし湯のようです。
ただ、長く入っていると、よく温まり、お風呂からあがっても、しばらく体がポカポカ。
説明書きによると、入浴は、実は体力を使っているので、その後、最低30分は安静にしているとよいとありましたが、本調子に戻るまで心地よい時間を過ごせました。
宿泊者は自室で寛げますが、日帰りでも休養室があります。
アイスも￥140円で販売しています。

お風呂は、内湯×２に露天×１です。
内湯のうち一つはジェットバスです。
露天は岩風呂風で、一部は天井がかかっておらず、冬は雪を上半身に受けながら入ることもできます。
熱くほてった体を冷ますのにとても気持ち良いです。
なお、内湯との出入口からいくつかの段差があるのと、扉から風呂までの数メートルに、むしろが敷いてあるのですが、冷たく凍っていて、滑りやすいのと、お年の方はヒートショックに注意する必要があるでしょう（氷の上を歩くので）。
露天は高さ１ｍ弱の土手が目隠しになっており、遠くには天塩川とその対岸の山並みなどが見えます（男湯）。

車で訪れることが多いようですが、列車で訪れると風情を感じられます。
最寄り駅の天塩川温泉駅は、1両編成の車両がやっと停まれる縁台のようなホームに小屋があるだけ。
利用客が少ないようなので、駅の廃止も間近に迫っているようです。
駅からは道なりに700ｍほど。
ただし、夜は曲がり角ごとにしか照明がないようで、暗めです。
道は車でも来られるだけあって、よく除雪がされていました。
なお、女性やお年寄りなどで歩きが不安な方は、音威子府駅との無料送迎バスが1日5往復出ています（2016年12月現在）。
しかし、札幌からの最終特急が着く夜遅い時間などは便が無いので、事前に天塩川温泉のホームページなどで時間を確認しておくとよいでしょう。
ちなみに天塩川温泉駅の方は、普通列車が1日4往復（2016年12月現在）しか停まらない閑散駅です。