精進料理≒マクロビオティック料理=自然食の「庵 本店」
- 5.0
- 旅行時期:2016/11(約8年前)
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by 実結樹さん(女性)
嵐山・嵯峨野・太秦・桂 クチコミ:14件
7月に続き11月の上洛の際もリピートしてしまいました。
数ある京都のお料理屋さんの中でもこちらは季節毎に再訪してみたいと思える発見のお店です。
昼と夜の席はそれぞれ2組限定。
しかも、一人からでも受け付けて頂けるのです。
幸い、両日とも私一人の貸切で、坪庭を望む和室で贅沢な時間と空間を独り占めさせて頂きました。
正座の際に足が痛くならないようにとの枕(初めて見ました)や、マクロビ関係の本も沢山置かれておりお料理の合間に見ることができます。
女将さんはマクロビの研究者で「家族に食べさせたい健康食」をコンセプトにしてお店を始められたそうです。
採算度外視の大変手間暇掛かったお料理を提供して頂けます。
八寸が先ず彩りも綺麗で素晴らしい。
これらが全て動物性食材や化学調味料、白砂糖は一切使っていないお料理なのです。
しかも、1点1点のポーションがボリュームたっぷりな上、品数も豊富。
「お客さんに、あれもこれもたっぷり食べて貰いたい」という思いからついついそうなってしまうのだそうです。
結果、最後の玄米の“食事のお膳”は正直言って「もう駄目!」といった感じでした。
3,800円と4,500円の料金設定です。
両日とも4,500円の品数の多いコースでしたが、余程お腹を空かせてから望んだ方がいいと思います。
7月に行った時は近くに嫁いだ娘さんもお手伝いに来ていらっしゃいましたが、11月には女将さん一人でのおもてなしでした。
両日とも女将さん拘りのマクロビ料理談をゆっくり伺え、それだけでもこのお店に来る価値があると思います。
心に残っているのは、「人は玄米と塩だけでも十分生きていける。炭水化物はダイエットの為には控えなければならないというのは間違い。」と、おっしゃっていたことでした。
そういう女将さんは流石にスリムで若々しかったですね。
ベジタリアンやビーガンの外国人もよく訪れるそうです。
一人でも10人でも調理の手間は同じなのに、一人からでも受け付けて頂ける女将さんの心意気を本当に嬉しく思います。
夏と秋に伺ったので、近いうちに冬と春にまたお伺いしてみたいと思います。
その時、どんなお料理が出迎えてくれるのかとても楽しみです。
本当は教えたくない、京都“穴場中の穴場”の食事処です。
2016/7/14(木)+ 2016/11/27(日)訪問
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 一人当たり予算:
- 5,000円未満
- 利用形態:
- ディナー
- アクセス:
- 3.0
- 最寄駅は宇多野ですが、住宅地の中の普通の民家です。スマホに案内させればそんなに迷わずに辿り着けますがアクセスに関してはよくありません
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 一番品数の多い4,500円のコースを頂きましたが、そうでなくても十分かも知れません
- サービス:
- 5.0
- 女将さんの拘りのお話を伺えるだけでも有意義な時間です
- 雰囲気:
- 5.0
- 坪庭を望む個室を一人でも貸切です
- 料理・味:
- 5.0
- 採算度外視の手間暇掛かった御料理は、食材が何十種類使われているのか分からないくらいです
- 観光客向け度:
- 5.0
- 京都、イチオシの食事処だと思います
クチコミ投稿日:2017/01/17
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