おばあちゃんの宿☆美味しい海の幸がいっぱいの竹並旅館の紹介
- 4.5
- 旅行時期:2016/09(約9年前)
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by ウェンディさん(女性)
隠岐諸島 クチコミ:25件
【本題の前に】
本来ならばこの口コミはホテルのカテゴリーで口コミを登録したいのだが、現在長期間にわたりシステムのメンテナス中なのか、施設の登録が出来ない状態が3か月以上続いている。
女性の一人旅で宿泊できる宿情報は島旅をする上では比較的重要な部類に入ると考える。
故に今回は、宿の直ぐ傍の施設(黒木御所から一番近い宿が竹並旅館)の名前での情報提供とさせてもらう。
いずれ、システムが復旧次第、宿泊施設としてリライトする予定だ。
【ここからが本題】
2016年9月の西ノ島でお世話になったのは、別府港から歩いて5分、黒木御所からも歩いて5分の竹並旅館さん。
竹並旅館さんを選んだ理由は、レンタサイクルの基地である別府港の観光案内所が近いというのが一番のポイントだが、2番目のポイントが女性の一人旅・お断り!ではない点。
日本の旅館の場合、なぜか女性の一人旅というと断られる場合が多いのだが、竹並旅館さんは、そんなことはなくサラリと予約を入れることが出来た。
此処は旅館と名がつくものの、おばあちゃんがメインで経営している民宿風旅館。
広い和室に昔ながらの鏡台、蚊取り線香に目覚まし時計…。
床の間に置いてあった週刊誌もレトロ風なのか数か月前に発売された雑誌。
なんだか田舎のおばあちゃんの家の空き部屋に泊まりに来たかの様なお宿だった。
建屋の中も純和風の造りで、部屋に扉は無く、基本は引き戸の襖仕様。
お手洗いも洋式ではなく和式だったし、お風呂の浴槽も昔懐かしいステンレス製で昭和に戻った様な懐かさ。
建屋の屋根の上には島根県特産の赤茶色の石州瓦。
石州瓦は凍てに強く撥水性も高い優れものだが、最近では軽量瓦に押されて使う家も減ってきているというが、離島ではまだ現役バリバリで使われていた。
黒い瓦を見慣れていると、明るい発色の石州瓦や鬼瓦に鬼の代わりに大黒様の笑顔が飾られているのはちょっと不思議な感じだったが、瓦の色が明るいと建物全体が明るく見える。
そんな竹並旅館の宿泊金額は他の宿泊施設に比べて良心的で、1泊2食で8000円。
ただ、注意してほしいのは、タオル等のアメニティはないという事。
タオルは言えば貸してくれるそうだが、おばあちゃんの洗濯の負担を減らすためにも、基本は持参する方が良いのではないかな。
(浴衣と使い捨て歯ブラシはあり)
室内は清掃してあるが、小さな虫の死骸が窓辺に転がっていた。
でも、コレは自然が豊かな島だから当然のこと。
都会の様に夜になっても網戸に虫がつかない生活の方が明らかにおかしい。
風通しの良い部屋だったが、エアコンは各部屋についていた。
私が宿泊した9月初旬は、夜に寝る時には網戸にすれば涼しい海風が入ってきて気持ちが良かった。
島の宿泊は1泊2食で1万円を超える民宿やペンションが多い中で、竹並旅館のコスパの良さは群を抜いているかも。
ただし、老夫婦のお宅なので、何事もユックリ。
のんびりとした島旅を楽しみたい方に向いている宿だと思う。
旅館でのお楽しみの夕食は…というと、これも島の魚介類が盛りだくさんで、1日目には鯛の塩焼きとサザエのつぼ焼き、二日目にはヒラマサとサザエのお刺身と煮魚がついて、更におばあちゃんお手製の煮物やおしんこ達。
勿論、食後には季節のフルーツも付いていた。
- 施設の満足度
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4.5
クチコミ投稿日:2017/01/09
いいね!:3票
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