冷しらーめん発祥の店、元祖「栄屋本店」

4.0
旅行時期：2016/10（約9年前）

by 実結樹さん（女性）

山形市クチコミ：4件

今や山形に行くと何処でもお目にかかれるようになった「冷やしラーメン」。
その元祖のお店は山形市内にある創業昭和七年の「栄屋本店」です。
“暑い夏でも美味しく食べられるラーメンを”という要望から昭和27年に考案されたそうです。
常に行列が絶えないという店なので近くまで行けば直ぐに分かるだろうとタカをくくって行くと、意外にも発見に時間が掛かりました。
13：20頃に暖簾をくぐったのですが、行列どころか「お好きな席にどうぞ」という状態です。

メニューの写真を見ると、「冷し栄らーめん（税別\1,000）」の方がオーソドックスな「冷しらーめん（\750）」よりトッピングが彩り豊かなので奮発して「栄」にしました。
ラーメンには場違いのレタスの緑が綺麗です。
麺は中細で冷麺のようにコシと弾力があり、スープも奥深い旨味があります。

相席になった人は常連だとのことで、今回は温かい味噌ラーメンを頼んでいましたが、「この混まなさ具合はきっと“まるごと山形マラソン”の前夜祭にみんな行ってしまったからで、普段では考えられない異常現象だ」と言っていました。
また、「山形はコミュニティが小さいので、“安くて美味くて量が多い”という条件をクリアしていないという評判が立つとたちまち行き詰る。だから量も多いのだ。」とも…
私も着丼時の大きなガラスの丼を見た時の心配を他所に、しっかり完食してしまいました。
お店のHPから50円割引きのクーポンがゲットできるので使わない手はありません。