アントニン・レーモンドの傑作「群馬音楽センター」はぜひとも訪ねてみたいところである。
- 4.5
- 旅行時期:2014/04(約12年前)
-
-
by Weiwojingさん(男性)
高崎 クチコミ:1件
終戦直後を背景にした『ここに泉あり』と言う映画があったが、群馬交響楽団が戦後の荒廃した地で音楽を通して人々の心をいやした感動的な作品で、私は何度も見たこと覚えている。それからと言うもの、この楽団が拠点とした群馬音楽センターをぜひ一度訪ねてみたいと思っていた。
それから何十年が過ぎ、やっと訪ねることが出来た。もちろん、群馬交響楽団のコンサートを聴くためである。同時に、チェコの近代建築家アントニン・レーモンド(19 ~20)が設計し、1961年(昭和36)に完成したこのホールも見学することも目的であった。館内にはレーモンド資料室があるので、幸いにして彼と彼の作品に関するたくさんの資料を見ることが出来た。
築60年も経っているので、かなり設備面では古くなり、多少老朽化が目についたが、しかし、音響効果は優れており、建築的にもまだまだ十分使用可能なので、建て替えと言うことはまだ先のことだと思える。願わくは、近代建築の実例として保存していければ何にもましてうれしいことである。
- 施設の満足度
-
4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.5
- JR高崎駅から徒歩10分くらいなので、問題はなし。バスの便もあり。
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- コンサートやイベントの開催中は込み合うが、それ以外は閑散としているので、見学は可能である。
- バリアフリー:
- 3.5
- 築60年経ってるので、バリアーフリー化はあまり期待できない。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 近代建築の傑作として大いに見ごたえあり。
クチコミ投稿日:2016/09/28
いいね!:9票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する