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「隠岐国分寺」は歴史の深い寺院です!

  • 3.5
  • 旅行時期:2016/08(約8年前)
hiroさん

by hiroさん(男性)

隠岐諸島 クチコミ:38件

「隠岐国分寺」は、隠岐の島町池田(島後)にあり「西郷港」から車で12分程度、「隠岐世界ジオパーク空港」から車で15分程度の場所に位置します。
741年に第45代 聖武天皇が仏教による国家鎮護のため、当時の日本の各国に奈良東大寺をはじめ全国68ヶ寺の国分寺(金光明四天王護国之寺)と国分尼寺(法華滅罪之寺)の建立を命じたことにより、「隠岐国分寺」は聖武天皇勅願所・隠岐第一の寺院として、七堂伽藍(金堂、三重塔、四天王寺、大門、中門、山王二十一社の鎮守、大乗坊、大楽坊、大蔵坊、岸本坊など)が山麓一帯に建てめぐらされていたそうです。
「隠岐国分寺」境内は、1934年に後醍醐天皇の行在所として国の史跡に指定されています。
尚、『後醍醐天皇行在所』については、島前の西ノ島町別府にある「黒木御所跡」とする説もあります。
第96代 後醍醐天皇は「元弘の乱」(1331年鎌倉幕府打倒計画が天皇側からの密告者によって発覚)により1332年に隠岐の国へ配流となり、約1年間の行在所生活の後に再起を図り1333年に隠岐の国から脱出しています。
明治に入ると廃仏毀釈により、1869年に本堂他が焼失し1870年に廃寺となり、焼失した本堂跡地に『後醍醐天皇行在所』碑があります。
「隠岐国分寺」復興が1883年に始まり、1950年に本堂が現本堂の場所に再建されるが、2007年の火災によりまたしても焼失、現在の本堂は2014年に再建されています。
現本堂の再建に先だって2009年から発掘調査が行われ、根巻き瓦を有する柱穴列が検出されており、創建当時の「隠岐国分寺」に関わると思われる遺構や遺物が検出されています。

度重なる火災により本堂と共に貴重な品々も焼失していますが、訪れた際に住職から貴重なお話を聞き歴史の深さを感じることが出来ました。
毎年4月21日(弘法大師の命日)に隠岐国分寺本堂前に特設舞台が設置され、『隠岐国分寺蓮華会舞』が奉納公演されます。
『隠岐国分寺蓮華会舞』は、1977年に国の重要無形民俗文化財に指定されているインド、支那、朝鮮、中国、済州島などから舞と楽を一緒にした無言の仮面劇で、平安時代から地元住民により伝承される芸能です。
是非、『隠岐国分寺蓮華会舞』の時期にも訪れて奉納の舞を実際に見てみたいと思いました。

施設の満足度

3.5

利用した際の同行者:
家族旅行
アクセス:
3.5
人混みの少なさ:
4.5
バリアフリー:
3.5
見ごたえ:
3.5

クチコミ投稿日:2016/09/22

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