大峯奥駆道の入口

4.0
旅行時期：2015/04（約11年前）

by masa8982さん（男性）

吉野クチコミ：14件

竹林院から坂道を延々と上り続け、最後にたどり着くのがこちらの神社です。楽がしたい場合は竹林院前からバスに乗れば良いのですが、桜の時期だと平気で1〜2時間待ちになります。その時間を待つなら歩いてしまった方が良いと思いますし、桜も楽しめるのですが、体力が必要ですから良く考えて選んでください。
こちらは大分前に訪問したことがあるのですが、その時は古い鳥居が建っていて、周りも鬱蒼と木が茂っていた記憶があるのですが、鳥居は新しくなっており、木も伐採されていました。麓の方に聞いたところでは、昔は桜並木が続いていたそうで、それを再現するために桜を植えなおしている、とのことでした。因みに鳥居に修行門と掲げられていますが、下から上ってきたことを修行と言っているのではなく、ここから修行が始まる、という意味みたいです。こちらの神社が大峯奥駈道に位置するからでしょう。
神社自体は古いらしいのですが、何時からあるかは判らないそうです。ただ、藤原道長が寄進した仏具が国宝に指定されていますから、平安時代には既に有名だったのでしょうね。また義経が隠れた塔があったりと、歴史の舞台にもなっているようです。現在の社殿は何時建てられたものかわかりませんが、苔むしたかなり趣のあるものです。あまり見所がある神社ではありませんが、吉野を制覇したいなら行くべきでしょう。