伝統の京町家で頂く、おばんざい懐石料理

4.0
旅行時期：2016/04（約10年前）

by ガッサンさん（非公開）

二条・烏丸・河原町クチコミ：3件

　ホテルのフロントで京料理の店を尋ねた。パソコンで種々調べたが中々要領を得ない。名札を見ると研修生だった。ちょっと老け気味の人が来た、名札を見ると研修生だった。紹介してくれた店が「京のおばんざい　百足屋本店」である。戴いた地図にひらがなで「むかでや」とあった。思い違いで通り過ぎ、引き返した。
　暖簾をくぐると、和服姿の女将らしき女性が出て来た。食事に来ました、短く伝えると「わかりました」と応え、1階のテーブル席に案内されました。入口横の、新町通りの人並みを眺められる席でした。

　「明治中期の骨格を生かし復元した本格的な京町やです」とネクタイを締めた支配人らしき中年の男性が説明してくれた。注文し料理が出て来るまで時間があったので色々覗いてみた。吹き抜けになった通り庭には、井戸やかまどが並び、長く奥へと続いていた。階段箪笥、屏風に火鉢など、アンティークの小物が飾られていた。
　
　夜のお品書き（夕食）から「新町」を注文した。料理品数全8品。
・三段重　・御　椀　・お造り　・焼き物　・蒸し物　・御　飯、赤出汁、香の物　・水　物

〇三段重−百足屋で人気の三段重には、湯葉や京生麩、京のおばんざいを彩りよく詰めて　お楽しみいただきます。
〇御飯物　黒豆おこわ−ふっくらとした黒豆をあしらったおこわは、実際にかまどで蒸し　たものだそうです。

　近くに「三井両替店旧址」の木碑が立っていた。「連続朝ドラのあささんの実家でしたか」と尋ねると、「大阪へ嫁ぐまで過ごした所だと」返ってきました。
　支配人らしき男性に美味しかったこと、お世話になったことを伝え、後にした。