“みたま”を護るような形になっています
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- 旅行時期:2016/04(約10年前)
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by はまちゃんさん(男性)
糸満・ひめゆり クチコミ:188件
平和祈念公園の平和の礎から霊域ゾーンに入ってすぐ、リンゴの形をした碑文がある青森県の“みちのくの塔”の隣にあります。
太平洋戦争中、沖縄、南方諸地域で戦没した岡山県出身者33,799名をお祀りされています。塔は手を合わせたような上屋が覆うような造りで“みたま”を護るような形になっています。
塔のそばには二つの石碑があって、加藤武徳岡山県知事による次のような碑文が記されています。
『第2次世界大戦の戦火が沖縄におよぶや、沖縄の人たちとともに、祖国防衛に散華された岡山県出身者は、 1,570余の多きを数えまことにいたましく、かなしいかぎりである。ふたたび戦争の悲劇をくりかえさぬよう平和への願いをこめて、御霊をなぐさめ、安らかに眠られんことを祈り、 170万県民はこぞって浄財を寄進し、この地に県産の石材をもって「岡山の塔」を建立す。』
『すぐる第2次世界大戦において、南方諸地域で異郷に散華し、祖国に殉ぜられた郷土出身 3万余柱のみたまを、ここ「岡山の塔」に合祀します。 はるかなる海路をこえ来て、安らかに安らかに、おしずまりあらんことを祈ります。思えば祖国の平和と繁栄は、みたまのいさおしに負うところきわめて多く岡山県民とこしえにこれをたたえつきない追慕の誠をささげます。』
修学旅行で学生さんが平和を願って参拝することもあるそうで、歴史や平和を考えるいい機会になると思いました。
平和祈念公園は広大で、各県の慰霊塔がどこにあるかわかりにくいと思います。入園したら最初に“公園案内所”で、“平和祈念公園”の地図を入手されると良いです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
クチコミ投稿日:2016/06/15
いいね!:3票
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